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輸入ビジネスencyclopedia

超円安と超円高ではどちらが得なのか

2017.08.12 07:50

今日は、本当のところ超円高と超円安ではどちらが得なのかを考えていきたいと思う。

常識の範囲での円高は、輸出企業業績にとってはマイナス要因である。


しかし、消費者にとってはどうだろうか?


まず、輸入品を中心に物価が安くなるというメリットがある。
ただ、急激な円高は輸出企業を中心に業績を落とす結果となり、失業者の増加や雇用不安が高まる。そうなると残業は減り、収入は減少する。


そうなると消費者にもマイナス面が顕在化してくる。
現在、日本はこういう状況になっていると言える。

しかし。
これでも急激な円安よりは、いいのです。


なぜか?
通貨が暴落(急落)した国は、古今東西例外なく、深刻な大不況に見舞われているという事実があるからなのだ。


ご存知であっただろうか。


企業倒産が続出し、失業者が急増。
物価が急激に上昇してインフレに悩まされることになる。


さらに海外からの輸入が止まるため、深刻な物不足となり生活に必要な食糧などを手にいれるのも困難になる。


我が国の食料自給率は39%であるからだ。


それを考えたら円安は、ぞっとしないだろうか?


まとめましょう。
通貨が、急落すると、不況下の物価高(スタグフレーション)という最悪の事態が、訪れる。さらにそれだけではない。

通貨が、急落すると海外からの投資資金が逃げるため、株価や地価が大暴落し資産価値が急速に減少する。

逆に通貨が急騰すると、海外から投資資金が流入して、株価や地価を押し上げるのだ。


つまり通貨が暴落すると、私たちは失業、資産価値の激減、物価高という三重苦に見舞われ最低の生活すらも危うくなってしまうのである。

これらを総合的に考えると、超円高と超円安では、どう考えても超円高の方が圧倒的にいい状況なのである。


輸入企業を中心に、業績を上げている企業は、たくさんある。

一般的に儲かっているところは、黙って儲けているのだ。


もし仮に前年比で30%円高であれば
同じ売り上げで30%の利益アップとなる。

売上のアップではない。

純利益が、30%アップするのだ。


この事実をどう思われるだろうか?


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