海へと。
先日は家族で海へと。
福井県の常神半島というところまで行ってきました。
このトンネル、といいますか隧道を越えたらいよいよ目的の町。
異界の穴のように僕には感じられまして、なかなかの興奮でした。
到着。驚くほど静かな町。
猫も犬もいない。いや、いるのかもしれないけど目視できず。
そら、やま、うみ、ふね、さかな、ひと。
だいたいそれくらいのものがここには、あるという感じ。
そんなに遠くに来たわけではないけれど、だいぶ異国感は強いですね。
船は、生活に必須の様子。
船、カッコいいな。
そうそう 「とり」 も加えてあげないとね。カモメですか?海猫ですか?
とにかくいつもミャアミャア鳴いて飛び回っています。
港の奥の漁協のあたりで宿の方と合流して道を案内され・・。
宿への道を進みます。
ここは神社か。上方には植物に呑まれた家が見える。
ここも植物のイキオイ強し。
山側の力も海に負けずに強い土地のようです。
というか、なるようになってる・・という感じも強く受け取れましたけどね。
ここもじき呑まれそうな電柱。
驚くほど上層に朝顔が咲いておりました。
この葉っぱはソテツ。
感じで書くと蘇鉄。
蘇鉄は有毒で発癌性物質のアゾキシメタンを含む配糖体であるサイカシン(Cycasin)は種子を含む全草に含まれる、そうで。なかなか、キツい感じの植物なんだね。
蘇鉄は枯れかかったときに鉄クギを打ち込むとよみがえるというのに由来すると考え、鉄を受けると元気になる(蘇鉄)という伝承があり、茎にクギを打ち込まれていることがよくある、らしい。
そんな蘇鉄ですが、ここでは大蘇鉄として大事にされていました。
中型の恐竜をイメージさせる、なかなか大きい蘇鉄でしたよ。
この場所を朋に紹介してもらったとき、おもしろいなぁと思ったのは
宿の人が船を出して海水浴場まで連れて行ってくださることでしたな。
つまり宿のそばには泳ぐとこ無いわけです。
なのでぼくらも家族3人乗船して運んでもらいました。
娘は船に乗れて楽しげ。
でも少々緊張の様子。。
運んでいただいたのは初日はあまり人のいないプライベートビーチみたいな場所。
2日目は離れ島にも降ろしてもらいました。
だいたいどこも植物がたくましいんよね。
そして泳ぐ場所のそばは岩場。
なんだかとてもカッコいい岩にとても興味が出てくるのでした。
離れ島の方は無人島。
けっこう切り立った山みたいなとこなのでハードな印象。
それでも山からポタポタ垂れている水を口に含むと真水!
こりゃここでもなんとか生きてけるのかもな!と考えましたねぇ。。
海から帰ってきたら散歩して。
落ちてる貝殻とか拾ったりして。
海でのスケッチをまた描き続ける妻。
なにかいろいろもの思う娘。
短い間でしたけど、泳いで潜って美味しいものを食べて大満足な2日の旅でした。
ここ、なかなかにおもしろい。娯楽施設は皆無という感じだけれど、楽しみなんて
各自が探せばいいわけだしな。
また来年行きたいところだ。
心からそう思うのだった。