2017.6.3-4『Guten Bogen!』
【作品について】
「なんだかよくわからないスポーツ」の試合に向け、ストレッチ・ぶつかり稽古・ミーティングといった準備を延々と進める若者たち。
彼らは次第に、自身の舞台上における行為と実存について客席に語るとともに、各々議論を始める。
ある者はミニマリズムに基づき、またある者は成功哲学に基づき、またまたある者は「自分が某有名サッカー選手に似ていること」に基づき、舞台上の出来事と存在への確証をむりやり見出していく。
不確かかつ限定された状況下にて、それでも確かさを求める「群盲象を評す」演劇作品。
【繁澤コメント】
「演出が俳優に先立つ舞台作品」について考えることが度々あり、うんなまでもその方向でと日々思いつつそこまでガチっと突っ走ってはいないのですが、今作品においても結果的にそんな感じになりました(変な文章)。なんだかんだで「現代性と演劇的猥雑さの両立」かな、と。
「うんなま」改名後初の公演であり、最後のスペドラに関わることができ、「日常的な身体と過剰な言語感覚」を自覚して創作した、今後に繋がる作品だと思っています。
fes IN fes!! 縁劇フェス 参加作品
うんなま(劇団うんこなまず改め)
『Guten Bogen!』
http://www.outenin.com/article/article-8557/
↑↑縁劇フェス当日の様子はこちら!
<縁劇フェスについて>
應典院舞台芸術大祭space×drama○(わ) の中で、さらにフェス!? 期間のちょうど折り返しに、さらに【大祭】を楽しみ尽くす「1日いて楽しめるシアターフェス → 縁劇フェス」を開催!
高校生から若手、ベテランまで『○(縁)』をつなぐ6作品の短編舞台作品をラインナップ!! そして、体験型ワークショップやトークライブ、カフェ、劇団グッズの販売コーナー、space×drama名物のホットドックなどなど、会場中で“おまつり感満載の1日”を楽しめる、まさに【fes IN fes !! 】なイベントです!!
当日は、“おまつり”さながらに、会場内で使える綴り券を販売!! 芝居を観るもよし! カフェで語らうのもよし! ホットドッグをほおばるのもよし! 楽しみ方は人それぞれな、シアターフェスです。
<作・演出>
繁澤邦明
<出演>
雀野ちゅん、藤原政彦、繁澤邦明 (以上、うんなま)、秋桜天丸(青空シアター)、海月、霜野佑樹、電電虫子(劇団冷凍うさぎ)、村田千晶(劇団センマイる)、和栗一
<日時・タイムスケジュール>
◎6月3日(土)14:00~◎
◎6月4日(日)11:00~◎
<会場>
シアトリカル應典院
<料金>
前売 2700円、当日 3000円、共通パスをお持ちの方 2000円