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kojinkai

見えない工夫@中1数学

2017.08.07 14:50

生徒が応用計算ですごいボコボコにされていまして。

20問くらいあるのが10問くらいしか合わずに

どうしたらいいものかと苦笑いしていた生徒へ、

色々な工夫の仕方を伝授しました。


まず、計算の行数を増やすのは大前提。

そして、計算ターゲットに対して下線を引き、

行ごとにここの計算部分を処理すると

可視化しながら解くことが一つの工夫。

しかし、「同じように計算しているように見えても、

先生が書く式の方がなぜか簡単に見える・・・」

という疑問が生徒の中にあったようでした。


ー「種明かしはこうだよ。×÷+−の記号の隙間を

じーっと見てみな。数ミリ単位で実は差をつけてる。

掛け算と割り算の記号は数字同士をやや近づけて、

足し算と引き算の記号はやや遠ざけて書くように

意識的に仕掛けを作って解説をしている。

つまり、項を意識的に分けているということだ。

人には気づくか気づかないかというくらいの

小さな差異だけれど、工夫っていうのはそういう

小さな小さなところにも発揮できるものさ。」


いろんな工夫について話しながら、

問題に当たっていると、どんどん正答率が上がり、

もっといろんな応用計算を解いてみたいという

気持ちが高まって来ているように思いました。



将来は、何らかの面で人に教えるという仕事に

携わる可能性がある子たちです。

”先生”と呼ばれる仕事につく可能性があります。

先生職もいろんなものがあります。


そういう時、分からないことを分かりやすく

説明をしてあげたり、見やすくして理解を

促してあげるような工夫が求められるものです。


自分が解くだけでなく、誰かにそれを

分かりやすく伝えてあげられるまでの思考や工夫を

この子たちの中に技術として育ててあげたいなと

思いながら指導を行っています。


面倒見も人当たりも良い子たちです。

きっと将来社会に資する人となるでしょう。

本当にこの子たちを指導しているといつも安心をします。