Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

お月見文庫|月見珈詩

口語自由律短歌『文学結社天満月』

2021.12.21 09:35

文学結社天満月

ぶんがくけっしゃあまみつつき【文学結社満月】令和時代の文学結社。既存の文学から更に新しい文学の形を確立するために生まれた。雑誌『天満月』を発行し、文学離れした若者達に大きな衝撃を与える。

No.1 編集長 七海(ナナウミ)

No.2 俳人 嵩久(タカヒサ)

No.3 詩人 紗々羅(ササラ)

No.4 歌人 蘭画(ランガ) 

No.5 作家 洲和(スワ)

No.6 作家 生雲(イクモ)


『No.1』

編集長 七海

現代の文学界に疑問を抱き、文学の復興と新しい文学の確立を望む者。製本オタクで文豪オタク。文豪の誕生日には必ずケーキを食べる。雑誌天満月の編集から校正、表紙のデザインまで全て1人で行っている。芸術至上主義的なところがある。


嵩久先生へ

僕はどんな文章を読んでも気が狂わないので安心してください もちろん先生の俳句でも

紗々羅くんへ

新しい詩は倫理観がなくて暴力的で良いね 従来の詩のイメージを上手に破壊できてるよ

蘭画くんへ

今日僕のところに借金取りが来たんだけど面倒ごとにはあまり巻き込まないでよね

洲和くんへ

また自殺しようとしたの?自殺未遂もほどほどにね ところで原稿はいつ提出できる?

生雲ちゃんへ

新作のSF小説面白いね 手塚治虫の再来って感じだ この前は紅茶の贈り物ありがとう


『No.2』

俳人 嵩久

中学校に勤務している教師で、俳人。狂気的で物語性の溢れる俳句を次々と発表し、既存の俳句のイメージを大きく破壊する。彼の俳句を読むと気が狂うと言われていて、カルト的なファンが多い。そのため、苦労の多い人生を送ってきた。


編集長

お世話になっております 私は自分の文章如きで気が狂うような人間の下にはつきませんよ

紗々羅様

新しい詩は田舎の売春婦の激情を描いたのですね 貴方の女性的な感性を大切にして欲しい

蘭画様

編集長が何かお困りのご様子ですがお金の援助くらいならいくらでもしますよ

洲和様

先日のご一報驚きました 私でよければ何時でもお話聞きます 君のことは他人と思えません

生雲様

原稿拝読させて頂きました 才のある貴女は苦労もしてきたのでしょう どうか負けないで


『No.3』

詩人 紗々羅

圧倒的な実力とセンスと遊び心で常に新鮮な詩を生み出し続ける。蘭画と洲和とは学生時代からの仲良しで、ジャンルは違えど新時代の無頼派を目指そうと三人で誓い合う。向上心と好奇心は誰にも負けない。精神的に安定している。


編集長

お褒めに預かり光栄だ 編集長は見る目があるな 年上には俺の詩は下品だと一蹴されるよ

タカヒササン

あの詩はタカヒササンの俳句を見て思いついたんだぜ 次はもっと面白いものを書くからな

ランガ

編集長がお怒りのご様子だぜ まったく金遣いが荒いのは学生時代から変わんねえな

スワ

楽しそうなこと一人でしてんじゃねえよ次は俺も誘えよな まぁ焼肉でも行こう俺の奢りだ

イクモ

新作の原稿良かったぜ 俺にもっと絵心があれば漫画にでもしたかったんだがな


『No.4』

歌人 蘭画

飛び抜けた能力で歌壇を圧倒した歌人。彼に詠めない歌はないと言われている。短歌に関しては優秀な人物だが、私生活に問題あり。趣味は酒と煙草とギャンブルで、金遣いが荒い。しょっちゅう借金取りに追われている。紗々羅と洲和の親友。


編集長

も〜そんなに怒らないでよ 先月はちょっと飲みに行くことが多くてさ ほんとにごめんね

嵩久先生

まえもお金貸してもらったのにいいの? ありがとう お金もご恩も少しずつ返していくよ

紗々羅くん

今月また厳しいかも 電気止まっちゃったからまた泊まりに行っていい? カレー食べたいな

洲和くん

洲和くんはやっぱり太宰治の生まれ変わりだよ 僕ら新時代の無頼派として頑張っていこう

生雲さん

今月の原稿ほんとに最高 なにを食べたらあんなに面白い話が書けるの? またお話しよう


『No.5』

作家 洲和

純文学を得意とする作家。その確かな文章力とスキャンダラスな作家性で太宰治の生まれ変わりと言われている。自己破壊的な私小説を書くことが多い。マイペースな性格で、お洒落好き。可愛らしい女性服を身に纏う。紗々羅と蘭画の親友。 


ななうみさんへ

ぼくをありふれたものとしてあつかってくれる人はじめてだ あなたに出会えてうれしいよ

たかひさせんせいへ

ぼくもたかひさせんせいのこと他人とは思えない めいわくかけてごめんね ありがとう

ささらへ

やきにくおごってくれるのうれしいな らんがも連れていこうね とっても楽しみだよ

らんがへ

ぼくは太宰みたいな文豪になれるかな 自信ないけど無頼派はすてきだね ぼくもがんばる

いくもへ

あたらしい小説はSFなんだね 書きたいって言ってたよね いくもはなんでも書けていいなぁ


『No.6』

作家 生雲

大衆小説を得意とする作家。ミステリからSF、ファンタジーまで幅広いジャンルを描き読者を魅力し続ける。生真面目な性格で努力を怠らないが、抱え込みやすいタイプ。自分の物語で誰かを救いたいという願いを抱いている心優しい書き手。


七海さん

手塚治虫の再来だなんて大袈裟です でも嬉しかったです 慢心せず今後とも精進します

嵩久先生

先生は何でもお見通しですね いつか先生のお話も聞きたいです 先生の俳句が好きです

紗々羅くん

漫画良いですね 嬉しいです 紗々羅くんは向上心があり一緒にいるとワクワクします 

蘭画くん

おそらく皆さんと変わらない食生活かと また一緒に食事に行きましょう お支払いは任せて

洲和くん

貴方の深みのある文章や鋭い世界観は私で描けません 物書きは皆ないものねだりですね



あとがき

自由律短歌で口語律の練習を…!と思い作った作品です。みんなキャラが濃い!文学オタクの自分からしたら、こういう尖った文学結社みたいなものができたら楽しいんだけどなぁ、と思ったりします。この子達の雑誌、是非読んでみたいです。