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信じてほしい この世界が嘘でも

「時制」の理解が進むと、英文法は飛躍する①

2017.08.09 03:00

どんな言語においても、文法上の重要な要素は「主語」と「動詞」です。

どんな文にも主語と動詞が出てくるからです。主語についてはボキャブラリーを増やすのが最も王道ですが、動詞において重要なのが「時制」です。

時制の理解をおろそかにして、あいまいなままにしていると、大きな誤解が生じる場合があります。

「単純現在(現在形)はこういう時に使う」「現在進行形はこういう時に使う」というように明確なパターンを頭の中に焼き付けておくことが大切です。

 単純現在(現在形)や進行形は、中学1年生で習う内容ですが、実はよくわかっていない人が多いように思います(問題は解けるけど、本当に理解しているのかあやしい)。ここをしっかり押さえておくと英文の理解がより深まりますので、しっかりと把握しておきましょう!

完了形についても同じことがいえます。


◎ 時制は「ロジカルな理解」が不可欠

 たとえば、単純現在(現在形)には次の4つの意味があります。まずこれをきっちり押さえておきましょう。

① 現在の習慣

② 職業・状態

③ 科学的事実・ことわざ

④ 確定した公的な予定

このうち③の代表例の1つは「大気圧で水が沸騰する温度は100度」という「科学的事実」を表した次の例文です。

Water boils at 100 degrees Celsius. (水は100度で沸騰する)

こういった簡単な例でも、文章をまるごと覚えてしまうのです(waterが無冠詞である(a /an /theがつかない)ことも覚えておきましょう)。


また、未来のことはすべてwillを使うと思っている人がいますが、④の用法のように、個人ではなく、多くの人々に影響する公的な予定を表す際にも単純現在(現在形)を使います。


Tomorrow is Saturday. (明日は土曜日だ)

The fall semester starts on September 1. 

(秋学期は9月1日にはじまる)


非ネイティブである限り、「単純現在(現在形)はいまのことを表す」という何となくの解釈ではなく、「4つの使い方がある」ということを系統立ててきちんと把握しておく必要があります。

こうした基礎があると、リスニングやリーディングにおいて、より早く正確に文を理解できるようになります。


続きはまた明日!!