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お月見文庫|月見珈詩

少女的メルヘン詩集

2021.12.21 10:40

媚薬を飲みほす気力があれば

私は何処へも行けるのに

演じることは踊ること

戯けることは歌うこと

夜風が芯に触れるなら

その駒はチョコレート

硝子に落としこむこの体温

指先に蒼い血がにじむ

その呼吸さえ嘘だといって

私の首をやさしくはねて


硝子の靴が足の裏を擽って

私はまた動けなくなります

その森の奥深く古城の牢獄

微熱を注ぎ込みたいのです

耳飾りを外すそのゆびさき

わたしは愛に啼くけだもの

階段を踏みはずす夢を見て

今夜も貴方のもとに向かう


意地悪な指躍り狂わされ

道化が嗚咽と絡まり合う

甘い蜜と手鏡

時報鳴り響く

消えかける意識と吐息

刹那が永遠になるまで

あなたの脳を掻き回す



あとがき

震輪征音ちゃんというとあるうたうたいのメルヘンでちょっとえっちな詩です。ゆくねちゃんは紅茶が大好きな女の子で、お気に入りのティーカップでお茶を楽しみます。