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VRの活用例とこれから

2017.08.08 13:29

最近VRという言葉をよく耳にすることかと思います。

実際にこんなにも既にVRにまつわる事業者が存在しています。



そこで本日はその市場はどのくらいの規模なのか、実際にVR事業はどのようなものがあるのかなどを見ていきたいと思います。



<VRってなに?>

Virtual Realityの略で日本語に訳すと仮想現実という言葉になります。

現実では体験が難しい事柄を疑似体験できる技術となります。

2016年はVR元年とも言われているほど、この市場は大きく動きました。



<それぞれ市場ってどれくらいの規模なの?>

2016年のVRの国内市場規模は約80億円でした。

5年後にはVR市場は20倍以上なるとされており、今後注目の事業となっています。



<市場拡大の背景>

VR市場の拡大は5Gの登場による通信環境の整備や東京五輪向けのサービスの登場が考えられます。

しかし、ヘッドマウントディスプレイと呼ばれるウェアラブル機器の相場が4万円以上で高価な点が普及の妨げになるかもしれません。

ダンボール製のGoogle Cardboardなども出ているため、身近にはなってきています。



<VR事業の例>

①エンタメ

VRとエンタメは想像しやすいでしょう。

PlayStation VRは有名かと思います。


VR PARK TOKYOなどVRエンタメ施設も大変人気となっています。


②建築

情報地図や3Dビジュアルを用いたツールが話題となっています。

積木製作という企業が注目を浴びているのでご参照ください。


③不動産

実際に現地に足を運ばなくても物件を体験できるVRが話題となっています。

あのSUUMOもsuumoスコープという3Dモデルルーム体験を提供しています。



④教育

教育現場において擬似的な社会科見学が可能になるVR技術も話題になっています。

Googleが提供しているexpeditionsは大人でもわくわくしてしまいます。


⑤観光業

北海道美唄市が観光VRアプリをリリースして話題となりました。

地方創生にもVR技術は影響を与えています。


⑥ヘルスケア

精神科では高所恐怖症、飛行恐怖症などをVRシミュレーションで治療していたり、幻肢痛の治療研究に使われたりしています。



<VRのこれから>

VRは様々な既存事業と掛け合わせて市場を大きくしていくことでしょう。

また上記の多くは視覚や聴覚におけるVR応用がほとんどでした。

しかし現在スーツデバイスを通じた触覚を刺激するVRや嗅覚や味覚などの化学的な刺激のVRの研究開発も進んでいます。

これからどんどんSF映画の世界が現実化されていくかもしれません。