macOS Monterey (1)

macOS Monterey もバージョンが12.1になりました。

そろそろ安定していると予想して、macOS Big Surからアップデート。

OSは、出来るだけ最新版を使うようにしています。

同業の友達からは驚かれることも多いのですが。

このマインドは、どこからきているのだろう。

最近、その原因が大企業で働いていた経験からきていると気づきました。

大企業の機械メーカーで営業職を務めていると、色んなクレームを受けます。

とは言っても、売り物は個人で使うものではなく、顧客の工場で使うバカでかいもの。

先方は、自分の損害というよりも、自分の会社の損害をなんとかしなければならない。

自分としても、個人で賠償できるものではありません。

そういうお互いの立場を分かった上で、丁々発止のやりとりが続きます。

そんな歯車を演じていると分かること。

まず、顧客はなぜこの製品を買ったのか。

それは端的に「逃げない会社」だからです。

大企業だと逃げようがないのです。

どれだけ大きな賠償責任が発生しても逃げることはできない。

それが買った理由なのです。

これが小さい会社から買った製品なら、追求のしようがありません。

大きな賠償請求をしたら潰れてしまいますから。

しかし大企業から買うと、面倒も起きます。

まず、クレームを言う相手として誰が適任なのか、なかなか分かりません。

また、内部調整に時間がかかると言われて、随分待たされます。

ちゃんとした法務部門も存在します。

それでも、そんなマイナス要素を上回る安心感があるのです。

なにしろ逃げない、逃げられない。

そんなわけで、逃げないApple社のmacOSを信用してアップデートするのです。

少し不具合があるときもあります。

でも、そのうち必ず改善してくれる。

そう思っている自分がいるのです。