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お日様リーフラボ

キャロットリーフポテサラ

2017.08.09 02:00

今月のおすすめ野菜

キャロットリーフ

セリ科ニンジン属の野菜で、原産地は中央アジアのアフガニスタン。ヒンドゥークシュ(ヒンズークシ)山麓で栽培されたのが始まりと考えられています。日本ではニンジン菜や葉ニンジンとも呼ばれていますが、これらは一般的なニンジンを根が成長する前に間引きして収穫されたものや、葉を食用とするために栽培されたもの。根が完全に成長した状態では葉が硬くなりますがで、ニンジン菜または葉ニンジンは、葉が柔らかく食べやすいのが特徴です。水耕栽培されたものは軸も柔らかく、葉は生のままでも食べられ、葉はせりに似た風味。日本では、夏だけの葉物として京都を中心に関西で出回っています。

かつて古代ギリシャで栽培されていたものは根が枝分かれしていて、薬用として利用されていました。さらに円錐形のものは10世紀頃に現在のトルコ西部辺りで誕生したと推定され、12~15世紀頃ヨーロッパに広がり、現在のオレンジ色のにんじんは17~18世紀頃にオランダで作り出されたものです。

日本の漢字表記「人参」の名の由来は、奈良時代に渡来し薬用として栽培されていたウコギ科の朝鮮人参。形が頭や足、手と人のようであるものが最上とされ、「人参」と名付けられました。今主流の西洋系にんじんは16世紀頃に日本に渡来しましたが、根が朝鮮人参、葉がせりに似ていることから、当初「せりにんじん」と呼ばれ、その後野菜として普及すると、名前から「せり」がとれ、「にんじん」となりました。

ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、ビタミンEなどが主な成分で、栄養豊富な野菜です。さらにβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分が含まれていて、特に含有率が群を抜いているのはβ-カロテン。しみやシワなどに効果を発揮する成分です。また、カリウムやマグネシウムも豊富なため、疲れやすくむくみやすい体質の方にはおすすめの食材でもあります。


材料 2人分

キャロットリーフ 15g

ジャガ芋 3個

卵 2個

マヨネーズ 大さじ2

塩 ひとつまみ

黒こしょう 適宜


作り方

1. キャロットリーフは水洗いし、水気を切る。

2. じゃがいもは皮をむき、鍋に入れてかぶるくらいの水を加え、茹でる。卵も一緒に入れてゆでる。

3. じゃがいもと卵がゆであがったらボウルに入れ、温かいうちにつぶしてマヨネーズと和え、塩で味を調える。刻んだキャロットリーフを加え、ひと混ぜして皿に盛り、仕上げに黒こしょうをふる。