都議選後に初の臨時議会、議長は都F・尾崎大介で監査委員に成清梨沙子
【政治報道】 平成二十九年八月八日に東京都議会堂にて臨時議会が開かれた。都議選後、初。今後四年間の都議会の行方を決める人選が行われた。都議会議長、副議長は全都議百二十七名の投票によって決定。議長は都F・尾崎大介(甲寅)都議、副議長は東京公明・長橋圭一(丙申)都議が選出された。両名とも全会一致。 都議会と都知事は、独立の機関で対等な立場だ。
小池百合子(壬辰)都知事は都民の信任を得て当選した百二十七名の都議に対し「都民の付託に答える新しい都政を築いていきたい。」と述べた。女性議員は過去最多の三十六名。「都政の車の両輪を、これまで以上のスピードで前へ前へ進め、都民の為にただ直向きに共に為すべき義務を果たしていきたい。」と改革の意志を強調した。発言後には笑みを見せる一面もあった。
<都知事や都職員をチェックできるか>
また都の監査委員には最年少の都F・成清梨沙子(己巳、写真)都議と公明・高倉良生(丁酉)都議が選任された。監査委員とは、都知事から独立した地位の執行機関。報道現在では五名で構成される。内二名が都議だ。他三名は識見選任委員。非委員会制なので委員長はいない。職務権限は、主に定例監査、行政監査、決算審査等の経常的監査、住民の請求による監査等の実施である。
監査委員は都の事務執行の正否や適否をチェックし、住民や議会等が正しく判断する基となる情報を提供する。その為、監査委員は都知事の指揮監督から職務上独立し、常に公正不偏の態度を保持して監査を実施する非常に重要な機関だ。最年少の梨沙子は、東大卒の公認会計士。四大監査法人の一つ「あずさ監査法人」に務めていた。
梨沙子が如何に都の行政を監査できるか。凝縮世代の持つ厳しい目を都民は期待している。尚、Webの報道媒体は都議会を議長権限で撮影ができない。だが新聞社等はWeb媒体で撮影した写真を使用できる。
撮影記者:岡本早百合