「Die Insel Hammerbo」James Kruss Josef Palecek
2017.08.09 10:14
今日は横浜もとても暑い一日でした。
こうも暑いと自然を(こうした暑さを自然と呼んで良いのか、それともこうしたことこそが自然なのかもしれませんが…)、親しむ気持ちが薄れてしまって、身勝手にも憎らしく感じてしまうのですが、ほんとうは太陽は、いつも美しい空の王さまでした。
太陽、そして光の美しさと言うと、真っ先に自分の中で思い浮かぶのはボナールなのですが、絵本の分野で言うと、それはこの作家、ヨゼフ・パレチェクの他にはいない気がします。
光に溢れ、爆発するかのような美しい極彩色、そしてそれと対比するような深い夜の青色、パレチェクが描く自然は、いつだって美しく輝いています。
登場するどの人間も、虫も、動物も魚も、その自然を尊び、喜んでいるように見えます。
この絵本「Die Insel Hammerbo」はドイツを代表する児童文学作家ジェイムス・クリュス(日本ではあまり名前を聞きませんが、ドイツではケストナーやエンデと並んで評価されている人だそうです)がお話を、パレチェクが絵を手掛けています。
こちらはドイツ語原書版で(日本語版未発売)、お話はわからないのですが、テキスト部分はとても短いので、翻訳しながらでも読むことはできそうです。
パレチェクが美しい太陽の光を描いた絵本は、この絵本の他にも「Wunschland」などもございますので、是非オンラインストアでもご覧ください。
美しい自然が、こうした本の中だけのものになってしまわないと良いのだけど、とこんな日には考えてしまいます…。
当店在庫はこちらです。
「Die Insel Hammerbo」James Kruss Josef Palecek