中学受験生の夏。
お盆前の最後の授業が終了しました。
今年、やはり一番の努力量を誇るのは
小学6年生たちです。
特に算数科は夏休みスタート時とは
比べ物にならないほど技が増えました。
夏休み前は算数の偏差値が53しかなく、
明らかに他の教科に見劣りしていました。
近年の傾向からすれば低めで、過去のデータからも
実際は1位2位を争うほど算数のテストの
結果が振るわなかった学年の一つでした。
本来はもっと能力が高いはずであり、
簡単な計算でミスったり、いつもできることが
捻られるとできなくなったりと、典型的な
勉強不足が露呈していたのですが、
夏休みに膨大にトレーニングした成果が
すでに前半戦だけでもはっきり見て取れます。
割合の合成、濃度、売買、速さ、図形など、
基本的にはその応用問題をずんずん解いてます。
「もうそれできますよ、完璧に。」
バッチリ問題集が全部正解になっているだけでなく、
式を見ているとすぐにこの子たちが問題の性質を
完璧に捉えて解いていることが分かりました。
一人ではここまでやれなかったでしょう。
ライバルとして、親友として肩を並べる相手が
いたからこそ、ここまで互いに切磋琢磨して
想像を超えた成長を見せています。
本当は夏休み後に授業をし直さないと
いけないかもしれないと思っていましたが、
見事に自主演習のみで克服してしまいました。
なんかこの学年は昨年同様女の子ばかりなのですが、
昨年と比べるとかなりスパルタじみた課題を課し続けています。
遠慮など一切なく、日常を犠牲にしてもらっています。
「かかってこい!!」って感じでいつも笑顔。
「先生の解説は聞きたくない!自分で考える!」って感じで
いつも挑戦的。それでも分からなければ、
普段の調子の良い感じから一気に目線が鋭くなる。
分かるまで目をそらさず問題を見つめる。
この感じがなんだかとてもいい学年です。
算数の話ばかりしていますが、国語も理科も社会も、
同様にえげつない量を与えられ続けています。
「もっとやってみる?笑」に対して、一瞬げって
顔をするのも可愛らしい子たちですが、
まだまだ余裕を感じられます。
お盆明け、ラストスパートをかけてゆきます。
この夏、最大限やりきって能力を伸ばせた、
そんな実感が持てるように、やり抜きましょう。