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Atlanta Life ~via Belgium~

アトランタに到着!

2017.08.10 16:11

24時間の移動の末、やっとこさアメリカに到着しました。ちゃんとアメリカで過ごしたのは中学生の時以来なので、なんと20年ぶり。

批判を恐れずに言うと、私はアメリカが嫌いです。アメリカに来るのが嫌でしょうがなかったし、とにかく色んな面が嫌い。でも、せっかく1年間住むなら楽しまなきゃもったいないし、帰国する頃にはアメリカも悪くないな、という心境に変わっているといいなと思います。

アメリカ観察・自分の心境の変化の記録として、ベルギーに引き続きブログを書こうと思います。 アメリカは想像通りだったけど、やっぱり沢山のことに改めて驚きます。感覚が新鮮なうちに記録、記録。


• 食が貧相

とにかく、カロリーが高いだけの食事が多い。着いてから1週間ほど結構いいホテル(Hilton)に泊まってますが、朝食があまりに乏し過ぎる。バターたっぷりの味がないスクランブルエッグ、いかにも冷凍食品な何かのぶよぶよなミンチ肉、ワッフル、甘い菓子パン。スプレーの生クリームや巨大なシロップの缶。野菜はゼロ、コーヒーはお湯のように薄い。ヨーグルトはもったりとして脂質が高そう。たまに出る果物は冷凍のカットフルーツ。食事はカロリーを摂取するものであって楽しむものではない、といった感じ。もちろん、色んなアメリカがあって、私が見たものが全てではないと分かってますが、想像通りだったし、いいホテルに泊まったにも関わらずこういう朝食だったので、平均的なアメリカご飯はこんな感じなんでしょうね。。結局全く何も食べる気がせず、日本から持ってきていたうどんと、スーパーで買ったBioの野菜を食べました(キッチン付きの部屋にしていて良かった!)。アメリカに来て食欲がなくなって、ベルギーで増量してしまった私にはちょうどいいかもしれないです(笑)。

ちなみに2度見してしまうくらいの、病的な肥満の人を1日に何人も見ます。また、空港では車椅子を使っている人がとても多い。「食」って小さな頃に何を食べたかだと思います。小さな頃からジャンクフードを食べていたら、それに全く違和感を覚えませんが、小さな頃にアンチ・ジャンクフードと教え込まれたら、それを食べるのにすごい抵抗を感じます。平均的な日本人がそうだと思いますが、こういう感覚って大事ですね。さもなければ、多くのアメリカ人の肥満の人のようになってしまう…


•人は優しくて陽気でフレンドリー

この数日間でホテル、レストラン、タクシーで触れ合った人は、皆優しく陽気な人たちばかりでした。ぱっと見、強面に見えるのですが、いい人ばかりです。そして、中身も外見もとてもリラクシング。Tシャツに短パンにビーチサンダル(またはスニーカー)というスタイルの人が多くて、まさにアメリカンな感じ。こんなところでちゃんとした格好してたら逆に浮いちゃいそう。東京のOLさん達はきっちりしていてほんとすごいなぁと思います。もっと楽になればいいのにと思うけど。

性格もヨーロピアンとは全然違って、知らない人でも通りすがりに笑顔で、”Hi, how're you?”なんて声をかけてくれる。EメールもとてもフランクでDear~なんて使わない。「欧米」と一緒にしがちだけど、ヨーロピアンとアメリカンがこんなにも違うなんて。そりゃあ、ヨーロッパの中でも国ごとに全然違ったけど、大きな枠での「気質」においてはさほど変わらない気がする。アメリカでまた働いてみたりして、もっと深くアメリカ人と知り合ったら更に色んな発見が出てくるんだろうなぁ。

人種構成はアフリカンアメリカンが8割ほどといった感じ。ベルギーにいるアフリカンとは全く違う感じです。ベルギーでは民族衣装を着ている人が多かったけど、こっちではほぼ上記のリラックススタイル。あとベルギーでよく見たイスラム教徒の人達は全く見かけません。アジア勢はぼちぼちといったところ。



• 効率社会だけど、それを担う人々は?

アメリカでは色んなことが効率的です。コンセントの位置一つとっても、ちゃんと欲しいところにある。Uber(白タク)も充実してて、ダウンロードしたアプリですぐに呼べる。スタバだって、事前にアプリで注文しておけば、待たずにドリンクをゲット出来る。こういうシステム(アプリ)はとてもよく作られていて、非常に便利な社会です。でも、果たしてヒトはどうか?

今日はスタバのバリスタさん達をしばらく見ていたのだけど、あまりに非効率で驚きました。ミルクはじゃんじゃん捨てる、次のオーダーのことを考えて動いてない。「もったいない」なんて精神は微塵もないし、なんだか見ててとても悲しくなりました。スタバの高いドリンクは廃棄量込みだけど、もうちょっとここでまた効率的になれたらいいのにな。

私が昔スタバでバイトしてたから気になるのかもしれないけど、あまりの廃棄っぷりに唖然としてしまいました。例えば、トールサイズのラテ(350CC)を注文したとして、バリスタは600CC ほどのミルクをピッチャーに入れる。多すぎたかな、といった感じで100CCほどざっと捨てる。スチームして、使うのは250CCくらいなので、残りの半分はまた捨てる。そもそも捨てなくていい量をスチームすべきだし、スチームミルクを使うメニューなんて沢山あるから、次の注文の分に回せばいいのに。

きっとこれはスタバに限ったことじゃなくて、アメリカ全体に言えることなんだろうなぁと思います。

こういう感覚って、ヨーロッパでは感じなかったような気がするんだけど、それってつまり、ヨーロッパがだいぶエコ社会だったということかしら?アメリカよ、あなたは大国だけどマイノリティになってきてるんではないですか。

怖いけど、1年後はこういうのも当たり前に感じているのかなぁ・・・


<近所の様子>