【習字教室】「お山でお弁当食べるんだね!」

2017.08.11 12:50

いつもありがとうございます。

伊藤恵です。


今日は曇り空だからかとても涼しくて、習字教室の日だったので助かりました。


幼児から小中高生、大学生、一般の方まで、幅広い層の方に通ってもらっています。

赤いストライプの服の、幼稚園に通う女の子。

ひらがな練習帳をがんばっています。

文字をなぞることはできますが、自分で書くのはまだ難しいので、

手を取って一緒に書いていました。

”へ”を書くとき。

「お山をのぼって、ピタッと止まってから降りてくるよ」

「どうして とまるの?    そうか!おべんとう たべるんだね(^∇^)」

「そうだね✨てっぺんでお弁当食べてくるんだね(*^^*)(なるほど!)」

それからピタッと止まって上手になぞっていました。

小さい子の想像力にびっくり!

そうやって教えてあげると覚えやすいのだなと、逆に教わりました✨


左利きの中学生の男の子。

長年教室に通って、毛筆は右手に矯正して書いてますが、

今では右利きの人と変わらないくらい、上手に書けます。

「行書らしい線が上手だね。カーブがきれいだよ」と言うと、

「姉ちゃんが書くのを見て真似したんです。

 自分は書きながら考え込んで止まってしまうんだけど、

 迷わないで筆を動かすことを真似しました。」

と教えてくれました。


良いところを見て真似できるって大事なことですね。

自分の思い込みで書くと伸び悩みがちですが、

うまい人を見て、自分と違う良いところを素直にまねできる人は、どんどん上達します。


習字だけでなく、普段の生活や職場での仕事のやり方、人との接し方など、

良いところを真似すると、段取りや効率が良くなったり、笑顔が増えたり、

良いことがたくさんあります。


書道に対する姿勢が、普段の生活に生かせることもたくさんあります。

この教室が、そういった面も育まれる場であるといいなと思います。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

それではまた。