チョコレートの色の違いと隠れた危険
皆さんは甘いもの、好きですか?私は、甘いもの大好きで特にチョコレートには目がありません。チョコレートって種類によって、色が異なりますよね。ミルクチョコレートは茶色だし、ダークチョコレートはより黒に近い茶色、ホワイトチョコレートはその名の通り、白い色をしています。今回はそんなわたしの好きなチョコレートがどのようにその色の違いを出しているのか、またホワイトチョコレートに隠された危険性について紹介したいと思います。
チョコレートの主な原料は、カカオ豆ですよね。有名なチョコレートのパッケージに描かれているためもあってか、カカオがチョコレートの原料となっていることはもはや周知の事実です。チョコレートのその色に違いがでるのはこのカカオ豆の加工の仕方に違いがあるからなんです。
通常、ミルクチョコレートを作る場合の原料となるものはこのカカオ豆から作られるカカオマスと、カカオバター、砂糖とミルクです。カカオマスを作るには、まずカカオ豆を発酵、乾燥させ、その後焙煎させます。焙煎したカカオ豆を砕き、冷却して固まったものがこのカカオマスと呼ばれるのです。このカカオマスに残りの原料を混ぜることによってチョコレートがつくられるのです。残りの原料の一つとなるミルクの割合によって、ミルクチョコレートかダークチョコレートか決まるわけですね。正確には、ミルクが入らないカカオマスを40パーセントから60パーセント含むものをダークチョコレートと指すそうです。
対して、ホワイトチョコレートを作る際、カカオ豆を焙煎させた後、外皮を取り除きます。そして残ったカカオバターのみを使用することによって、カカオマスの茶色がない、白いチョコレートとなるのです。チョコレートの風味や苦みとなるカカオマスがないため甘みが強くなるのも特徴です。
しかしカカオバターのみであんなに白いチョコレートができるのでしょうか?
実は、多くのホワイトチョコレートにはカカオバターのほかに酸化チタンと呼ばれる食品添加物を使用しています。この添加物によって白色をより強く発しているそうです。これはホワイトチョコレートのみならず、白ワインや和菓子などにも使用されていますが、この酸化チタンのナノ粒子は次世代の脳神経系や生殖系に影響を及ぼす可能性があることが2009年の東京理科大学の研究によって発表されました。食品添加物としての毒性実験はまだ行われていませんが、その安全性は不明です。食品に使用されている量は多くはないので大丈夫であるという意見もありますが、気になる人は商品を購入する前に成分表をチェックし、添加物を避けるようにしましょう。