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パッケージゲームを死ぬまで遊ぶログ(略称:パケログ)

高橋名人似で爆発しない方の鈴木さんを国民的アイドルにしてみた2

2017.08.14 09:00


1996年に発売されたゲームなのに、すでに「国民的アイドル」を目指すという言葉のチョイスが素晴らしかったゲームがありました。

すずきさんを「国民的アイドル」にするべく1年間の活動をフォローしていきます。


あいどるプロモーション~すずきゆみえ』(Amazon)



前回は『あいどるプロモーション~すずきゆみえ』の「おまけディスク」をチェックしていたのですが、今回はその続き。


「おまけディスク」には、「スナップ写真館」「ムービーシアター」「お部屋拝見」「ペットコーナー」「ボディチェック」「インフォメーション」「もんだい」「もんだい」「もんだい」「ヒント」「ヒント」「ヒント」……といった内容が含まれていて、「お部屋拝見」と「スナップ写真館」はすでに見ていますので、それ以外の内容を見ていきましょう。



「ムービーシアター」には、「おまけCDROMムービー」と「あいどるプロモーションムービー」を収録。

「おまけCDROMムービー」では、ゲームのメイキング的なムービーですが、「あいどるプロモーションムービー」では、このゲームの主題歌のミュージックビデオを楽しむことができます。

これは、名人の「M」ですね。


しかし、実在するかよくわからない状態で「すずきゆみえ」さんがアーティスト然としているミュージックビデオを見ることになるだなんて……まぁ、ゲームを起動して放置していれば同じようなムービーが見られたような気がするので、これはこれでゲームの一部ではあるんですけど。


ちなみに、このミュージックビデオの楽曲の名称は「愛は負けない」だそうです。



「ペットコーナー」は、「すずきゆみえ」さんが飼っているというセキセイインコの「やまださん」を再現したと思われる3Dのセキセイインコに対してひたすら「山田君」「やまだくん~」「やまだ」「山田!!」と呼びかけるシュールなゲームとは呼べない何か。

これも開発者が3Dで面白いことをやりたい程度の内容ですかね。


ちなみになぜ「すずきゆみえ」さんがセキセイインコを飼っていることを知っているかというと、「もんだい」を選んだ時に出題されるクイズの内容になっていて、「ヒント」で見ることができるヒントムービーで教えてもらえるからです。

というわけで、「もんだい」と「ヒント」はそれぞれクイズとそのヒントになっています。

まぁ、この辺は掘り下げてしまっては、今後プレイする方に申し訳ないので、続きはゲームで、ということにしておきますが。


で、なぜ「もんだい」が収録されているかというと、「もんだい」をすべて正解するとキーワードをゲットでき、「インフォメーション」にある「ファンクラブ入会方法」にあるはがきにこのキーワードを書いて送ると、ファンクラブに……!?

そうなんですよ。

どうやら、「すずきゆみえ」さんは、「ナビ・プロモーション」という会社に所属するタレントさんなんで、当時はちゃんとファンクラブが存在したんですよ。


「インフォメーション」では、それ以外に、「ゆみえが出ているギャロップのCMは見てくれましたか?」「夏に初めての写真集が出るので、見てね」という漠然とした情報が音声で語られます。

アマゾンを検索しても写真集が出てこなかったので、本当に発売されたのかわかりませんけど、かわりにビデオを発見しました。


すずきゆみえ 約束[ビデオ]』(Amazon)


やっぱ、この人って本当に活動していたア……イドルと呼んでもいいのかよくわかりませんけど、今でいうところの地下アイドルに近い存在なのかな。



そんなリアルな存在だと分かったところで「ボディチェック」を見ると、背徳感がたまりません。

「すずきゆみえ」さんのパーツを部位ごとにアップで撮影して、本人にその部位について語らせているんですよ。

「胸」「腰」「お尻」あたりでも十分に変態チックですが、それでもグラビア系では普通に目が行くところだし、企画の意図は理解できるのですが、顔の各部位を個別にアップで撮影しているところは、開発者に対して普通に脅威を感じてしまいます。


そんなわけで、「すずきゆみえ」さんは実在していたタレントさんだということはわかりましたけど、やっぱりどんな活躍をされた方なのかわかりません。

それだったら、ゲームの中だけでもしっかりとした「国民的アイドル」にしてあげたいと思うのは筋というモノ。

次回からは本編のゲームに挑戦していこうと思います。



最近発売された本でも今作の紹介部分を担当したので、書店で見つけた方は是非チェックしてみてください。


懐かしのプレイステーションコンプリートブック 語ろう! 僕たちの初代プレステ (メディアックスMOOK)』(Amazon)