アメリカ・NWSLで現在、アシストランキング1位。年齢を重ねて輝きを増す川澄奈穂美が目指すもの(2)
2017.08.13 07:01
リーグ屈指の得点力を誇るシアトル・レイン(C)Seattle Reign FC
アメリカの女子プロサッカーリーグ(以下:NWSL)のシアトル・レイン(FC)で3度目のシーズンを過ごしているFW川澄奈穂美。
NWSLには世界21カ国の選手たちが集い、世界ランク1位のアメリカ女子代表の選手をはじめ、各国代表クラスの選手が数多くプレーしている。このリーグで、川澄は2017年8月9日現在、16試合中15試合に先発。4ゴール7アシストと目覚ましい活躍を見せ、アシストランキングではリーグトップに立っている。
持ち味のスピードと運動量を活かし、シアトル・レインでのびのびとプレーしている川澄は、歳を重ねるにつれて何かが失われていく感覚よりも、むしろ自らが進化している手応えを感じているという。それは、あらゆる逆境をチャンスとして捉え、プラスに転じてきた川澄のポジティブな性格と、チャレンジャー精神の賜物とも言える。
「1年前よりもサッカーが楽しいし、だからこそ、さらに上手くなれる自信があるんですよ」(川澄)
川澄は、今年の9月に32歳になる。
年齢の枠に縛られず、チャレンジできるアメリカらしい価値観の中で、川澄が持つ可能性はさらなる広がりをみせつつある。
アメリカ・NWSLで現在、アシストランキング1位。年齢を重ねて輝きを増す川澄奈穂美が目指すもの(1)
インタビュー@シアトル(2017年7月末)
【「ここからもっと上手くなれる」と感じています】
ーー普段、NWSLでアメリカ代表の選手と対戦していますが、アメリカ代表の強さの秘訣は何だと思いますか?
川澄:アメリカは、代表選手自身の誇りと代表選手への尊敬が半端じゃないんですよね。それは、この国の強みだと思います。あれだけ大事にされていたら、選手としてのモチベーションも高まると思いますよ。今のアメリカ代表には、ベテラン選手から若い選手までいるのですが、上手い人を集めたら、「たまたま年齢が若かったね」、とか、「あなたもう35歳を超えているんだ」という選手が揃っているイメージがありますね。若い選手が入ったから「世代交代だね」、ということではなくて、上手な選手を選んだ結果、それが若い選手であろうと、国を代表してプレーするだけあるな、と。リーグで対戦していても、「この選手は上手いな」と思う選手が選ばれている、という印象があります。それは、他の国との層の違いもあると思います。アメリカは次から次へと、良い選手がごろごろ出てきますから。
ラピノーとのホットラインは強力だ(C)Seattle Reign FC