京都市交響楽団:第614回定期演奏会
2017年7月16日(日)
京都市交響楽団:第614回定期演奏会
開演:14:30
@京都コンサートホール・大ホール
今回の京響の定期はバーンスタイン「ミサ」と被ったので土曜日から日曜日のシフトとなりました。
実は渋すぎる趣味だけど、ブラームスは演奏機会の少ない一番マイナー?な3番が1番大好きです。
特に第3楽章が美しさがウットリします。
韓国バラードも好きなので、私の大好きなVIBEのミンスさんの出てた「私は歌手だ」のステージで、アレンジャーの相棒ジェヒョンさんの趣味まる出しのこの曲をサンプリングしたステージが好きな影響も有りますが(汗)
↓↓↓
何回見てもこのステージは泣けるㅠㅠ
もう6年も前なのね...
更に!!ベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトのソリストはピンカス・ズーカーマンさんなので楽しみ倍増でした((o(´∀`)o))ワクワク
今まで京響の演奏会に余り行かなかったのがバレバレですが、
休日の演奏会=開演14時
と、勝手に思い込み(本当は14時30分)
しかも、広上さんのプレトークが有るから早めに到着しないと!!と、張り切ってたらホールに着いたのは12時30分と、開演2時間前に着いてしまいました(;´Д`)
ホールに着いてから無人過ぎるのに気が付いて時間確認して勘違いしてるのが判明!!!(ーー;)
ホールでボッサリとして時間潰そうかとも思ってたけど、この日は曇り空でそこまで暑くは無かったのでホールの隣の府立植物園へお花鑑賞に。
だだっ広い植物園全部は見るのは時間的に無理なので「何処を見ようかしら?」と、入口で貰う案内を確認したら、今は蓮の花のシーズンと云うことらしいので
「蓮の花は朝に咲くので時間的に大丈夫かな??」
と、不安に思いながらも蓮池で蓮の花鑑賞する事にしました。
時間的に閉じかけでしたが、花はかろうじて開いてました(*´ω`*)
...只、蓮の花は終わりかけで咲いてるのが少なかったから立派な蓮池なので満開の時期は綺麗だっただろうなぁ〜
庭園内の植木鉢?にも蓮の花有りました。
他の植物園のお花たち
植物を観ると癒やされますねぇ(*´ェ`*)ポッ
府立植物園で植物を鑑賞して丁度よい時間になったのでホールに入りました。
開演前に広上さん&オケの事務局の方(多分)&第2ヴァイオリン奏者の後藤良平さんのプレトークが開催されました。
ブラームス3番は演奏機会が少なくて、今まで指揮された事は余り無かったそうです。
自身で指揮するのは少ないけど、映画「さよならをもう一度(ブラームスはお好き?)」でも使われた第3楽章が美しくて好きで聴きには行くとか(笑)
私もこの第3楽章がムッチャ好きなので話を聴いてて同意!!
只、この曲は他のブラームスの曲とは違い楽章の最後が静かに音の調和を大事にして聴かせて終わるので誤魔化しが一切きかなくて指揮者的にとんでもなく難しいのだそうです。
今回のソリストのズーカーマンさん(私はズッカーマンさんで覚えてたけど外人さんの名前の日本語表記だからどっちでも良いよね??)
は凄いと熱く3人は語ってました。
確かに超大物です。
記憶力悪いのでプレトークか終演後のレセプションか忘れたけど、こういう人は先生にもなってオケの人達の勉強になるし、指揮者は何もしなくて良い(笑)と言ってました。
お客さんも素晴らしい人が来てくれると嬉しいのも有るけど、オケの為にもプラスになるので呼んだのが感じられました。
そして!!!この日はズーカーマンさんのお誕生日ですのでサプライズでハッピーバースデーを演奏しますので皆さん祝って下さいと予告有りました。
演奏会は明るくてオープニングでお馴染み?のブラームスの「大学祝典序曲」が1曲目。
ホールの雰囲気が演奏会モードへとなり次はいよいよベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトです((o(´∀`)o))ワクワク
冒頭ではズーカーマンさんは観客では無くてオケの方を向いて、オケとコミュニケーション取りながら会話をするようにオケの一部となって皆をリードして演奏。
広上さんのおっしゃってた勉強になるって言うのはこういう事なんだなぁ〜って感じました。
そして、前の観客の方を向いて演奏したのでが!!!!
美音にウットリと言うか衝撃的でした。
実はヴァイオリンの高音が時々ガラスを引っ掻いた時の音と同じような生理的に嫌悪感を感じる時が有って...酷い時は
「耐えれないので退場させて下さい!!!!」
と思うレベルの変わった体質なんですが、ズーカーマンの演奏はすっごい高音が響く演奏をされてたのに全然そんな事を感じなくてカデンツァとかすっごく綺麗だったなぁ〜(人´∀`).☆.。.:*・゚
貫禄も有って流石の演奏でした。
そして、演奏が終わりカーテンコールで出入りする時にコンマスの豊嶋さんと広上さんが先に退場したズーカーマンさんの見てない所でコッソリと打ち合わせ。
遂にハッピーバースデー(´・∀)ハッピーバースデー(・∀・(・∀・`)トゥーユー♪の演奏。
ズーカーマンさんは本当にビックリされてて喜んでました(*´ェ`*)ポッ
広上さんはひょっとしたらズーカーマンさんのアンコール有るかも?と、おっしゃってたのですが大変お疲れらしく翌日の名古屋公演も有るので終演後のアンコールは無しで終演後のレセプションも欠席されてました。
全力投球されてたんだなぁ...
どうでもいい事だけど、ズーカーマンさん&コンマスの豊嶋さん&豊嶋さんの隣の泉原王子と全員が長身なので普段でも小柄に感じる広上さんが更に小さいおじさん状態に見えてしまいました(笑)
休憩後は、好きなのにめったに聴けないブラームスの3番。
定期の1日目はバーンスタイン「ミサ」と被ったので翌日に席をシフトしたお陰で、前過ぎたのが数列後ろにズレて隅っこにはなったけど、普段の定期会員席では分かりにくかった残響が凄すぎてぼやけ気味の音の輪郭がこの日は聞き取りやすかったので後半への期待倍増になりました((o(´∀`)o))ワクワク
結果を先に言いますと、音が普段みたいに残響ボヤボヤで本来の音が謎で無くて、輪郭がいい感じに聴こえたので来シーズンはこの席が良いなぁ〜って思いました。
...個人的に言うと、うえたんさんがヴァイオリン前列と被らず、演奏中も姿を見ながらマトモな場所での鑑賞は本当に久し振りなのも密かに嬉しかったなぁ
京響に来た直後は本当に余裕なしの「必死」さが伝わって来てて、今はオケの音に合わせて色々と考えて居るなぁ〜って大フィルの時よりも成長してたのを感じました。
なんて言うのか自然な感じで周囲に馴染んで皆の音を輝かせてるようになった??
大フィルは大人数なんだけど、個人個人の「個性」が強くてぶつかってて、京響は「調和」の印象が聴いていて強く感じるからその違いかな??
実は、このブラームスの3番。
ノリチカさんがセンチュリーに来た時の全曲演奏会で聴いたのですが、今だから言えるけどなんか「微妙〜」だったのですよね...
ど素人なのと何年も前の事なのでどの部分が波長が合わなかったのかは忘れましたが...
楽しみな反面、今回も微妙だったらと不安感も実は少し有ったのです。
しかし!!そんな不安は無用で広上さんは本当に丁寧で、オケの方々も集中されてて音のアンサンブルが狂わず綺麗な優しい音の調和で終始演奏されてました。
特に、各楽章の終わり方が本当に綺麗で夕日をぼへ〜と眺めているような暖かさも感じる余韻が残ったなぁ〜
終演後のレセプションで広上さんが話されたこの曲に対して「怖い」という単語を何回もおっしゃってたのが印象的でした。
この「怖さ」がブラームスの他の曲に比べて長さが扱いにくいだけで無くて演奏が少ない理由なのかなぁ...
大好きな曲だからもっと聴きたいです(´;ω;`)ウッ…
◆京響のBlog◆
◆プログラム◆
【出演者】
広上 淳一(常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
【曲目等】
開演前2:10pm~プレトーク
終演後~レセプション
- ブラームス:大学祝典序曲op.80
- ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61
- ブラームス:交響曲第3番ヘ長調op.90
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実はこの記事を更新してる今日は、この記事の定期演奏会の次の川瀬さん指揮の8月の定期演奏会の日でした(汗)
曲はお盆なのも有って(多分)ヴェルディのレクイエム。
若い川瀬さんにピッタリな勢いの有るド迫力の演奏だったなぁ〜