「一人でも多くのかたにご参加を」

 ……（略）この裁判は、夫がなぜ死んだのかを知るための裁判でした。
でも、国の認諾によってもう知ることができません。そのようなことでは、またきっと夫と同じように自殺に追い込まれる公務員が出てくるでしょう。
自分で何があったのか説明したがっていた夫も、とても悔しがっていると思います。

 （略）私は夫が国に殺されたと思っています。そして認諾によって夫はまた国に殺されてしまったと思います。
夫は遺書で「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」と書いています。 また認諾によってしっぽを切られたのだと思います。
私も夫も国の認諾は絶対に許しません。国は夫が亡くなったことと認諾したことについて、私に謝罪すべきですし、認諾するようになった経緯や理由を説明すべきです。 　 　

以上は、赤木雅子さんの抗議文です。 　
「森友問題」で公文書書き換えをさせられた近畿財務局の赤木俊夫さんは、追い詰められて自死にいたりました。それは「選択」ではなく、他に方法を見つけることができなかったから、でしょう。
 一体、誰が国を相手に闘うことが可能でしょうか。
おつれあいの赤木雅子さんはしかし、真相究明、解明を求めて、 国を裁判に訴えたのです。
その、やむにやまれぬ気持ちも理解できます。
わたしたち市民には、それ以外に方法はないのですから。

 水曜日に掲載される新聞のコラムの最後に、わたしは書きました。
 ……「認諾」という突然の強引な裁判の終結。
裁判には、勝敗だけではなく、真相解明という大事な役割がある。それを断ち切られた無念さ、憤り、悲嘆。「ふざんけんな」と、わたしも共に叫ぶ……。 　

なにもかもが政治家によって破壊されていくこの国で、わたしたちは わたしたちにできる方法で、抗議するしかありません。
一億円で（それも税金で）、疑惑がもみ消されてなるものか。
ひとのいのちそのものと、文字通りいのちをかけた叫びを、踏みにじられてなるものか！
 
日が沈むと寒くなります。風邪をひかないように、温かくしてご参加を。


●「財務省本省前＋近畿財務局前／同時抗議行動」
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12月23日(木)　17時30分から18時30分

　東京:霞が関財務省正門前（地下鉄・霞が関下車５分）
　大阪:近畿財務局前
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●2022年 1月30日（日）「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」講師として
　お話しいただきます。オンライン（zoom)の視聴チケットをお申込みください。