囲碁ボール。
最近、静かなブームになっているかもしれないものがあります。
囲碁ボールです。
何それ?という方も多いかと思います。囲碁関係の仕事をしている人でも知っている人は少ないかもしれません。
簡単に説明したいと思いますが、皆さんはゲートボールをご存じでしょうか?詳しいルールは分からないけど、おじいちゃんおばあちゃんがやってる球を転がすアレ、というのは分かるかと思います。
囲碁ボールは、碁盤の形のフィールドにゲートボールのように球を転がしていき、縦横ナナメどれかに自分の球を3つ以上並べれば得点、という五目並べ的ルールの遊びです。
並べた状態を作っても、球を当てて弾いたりできるので最後までどうなるかは分かりません。ゲートボールと五目並べの融合ゲームというところでしょう。
なら五目並べボールで良さそうですが、なぜか囲碁ボールと呼んでいるようです。短くて語呂がいいのかな。囲碁という単語が使われてラッキーですね。
テレビ番組、嵐にしやがれで二宮君が芝野虎丸君と囲碁ボールで対決したり、kinki kidsのブンブブーンで囲碁ボール選手権をやったりと、なんだか人気が出てきているように感じます。
囲碁ボールはゲートボール、五目並べの欠点をうまく補っていて素晴らしいなと感じます。
まずゲートボールはやる場所の確保が大きな課題なのですが、囲碁ボールでは碁盤柄の専用のマットを持ち運びすることができ、どこかに広げるスペースがあればOK。かなり手軽に改善されています。
五目並べは単調なゲームで飽きが来るのですが、球を転がすという頭脳だけじゃない要素が加わることでゲーム性がかなり増します。
でね、思ったのですが・・・これ、囲碁的なルールも足せるのでは・・?
囲んだら相手の球を無くせるとか、陣地を囲むと囲んだ陣地分の得点が入るとか。
言わばトランプの大富豪のローカルルール的なことです。8切りとかしばりとか・・囲碁勢ならそういうルールもあると楽しいし、囲碁知らない人も普通のルールに飽きて来たら楽しめたりしないかな。
しかも基本がゲートボールなのでおじいちゃんおばあちゃんたちを置き去りにするような奇抜さも少ない。
まだ碁会所や日本棋院等で囲碁ボールの道具を売っていたり囲碁ボール用のスペースがあったりするところは見たことがありません。
正直、囲碁ボールやろう!となってもどこで買えるとかやれるとか分からないと思います。
是非導入して、店頭に「囲碁ボールできます」と出しておけばきっと人気が出ると思うのですが。碁会所はスペース的にまだ難しいかもしれませんが、日本棋院ならスペースは楽に確保できるでしょう。
特に日本棋院の一階ロビーとかベストじゃね・・・??
もちろん囲碁ボールのルールを追加するかどうかはお任せで。
我ながらなかなかいい思い付きな気がしますけども。