楽にできるところは楽に
アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
繊細で敏感な人は、
そうでない人に比べて、
無意識にたくさんの情報を、
キャッチしています。
周りの人たちより、
気にし過ぎてしまうのも、
考え過ぎてしまうのも、
それだけ多くのことに、
気づいてしまうからです。
気づくことが多い分、
考えることや判断することが増え、
意志力をたくさん使っているので、
普通の人にとって、
普通の一日を送っただけでも、
繊細で敏感な人は疲弊してしまいます。
ですから、
日頃から意志力を、
使い過ぎていることを自覚し、
日常のルーティンの中から、
意志力の消耗を減らす工夫をすると、
良いと思います。
例えば、
今はなんでもデジタル化して、
必要な資料をパソコンに入れられますが、
データが多くなると、
資料を探すのに少し手間がかかり、
そこで意志力を消耗してしまいます。
私の場合、
よく使う資料はプリントアウトして、
手元に置いてあります。
そうすると、
・パソコンを立ち上げるとか、
・今開いているファイルを最小化するとか、
・必要な資料を検索するとか、
・フォルダをいくつも開くとか、
・必要なファイルをクリックする、
といった複数の工程が省かれて、
スムーズに必要な資料に目を通せるわけです。
このように、
日常的に繰り返し行う作業の負担を、
少しずつ減らしていくだけでも、
意志力の消耗を防ぐことができます。
昔、ピアノを習っていた時、
先生にこんなことを言われました。
「ピアノが上手くなりたかったら、
ピアノのフタをいつも開けておけ」と。
疲れている時は、
「ピアノのフタを開ける」という、
たった一つの工程がプラスされただけでも、
練習に取りかかりにくくなるからです。
準備作業というのは、
意外と意志力を使うんです。
なるべく余計なことに意志力を使わず、
スムーズに必要な行動に、
取り掛かれる工夫ができると良いと思います。
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