子どもと平和を考える
2017.08.15 01:29
些細なことの積み重ねである毎日が、実は当たり前ではなくて、本当に貴重だということ。でもなくなってから気付いたのでは遅すぎます。今日という日を節目に、平和について、子どもと考えるきっかけになれば良いなと、絵本を探してみました。
こうしてみると、いろいろな視点や見せ方があるんだなぁとその多彩さに驚きます。そして、絵本の世界の平和に対する関心の高さにも「ムムム…」とうなります。
小学1年生の詩から生まれた「へいわってすてきだね」、姫路空襲を題材にした「よしこがもえた」、映画監督・大島渚さんの戦争体験「タケノコごはん」、教科書にも掲載されている「ちいちゃんのかげおくり」。
米国同時多発テロ経験者が贈る写真絵本「きぼう こころひらくとき」、豪華作家陣の競演「世界中のこどもたちが 103」、ヒロシマを題材にした「さがしています」「ひろしまのピカ」「まちんと」…
読みたい本、読めそうな本から手に取って、一緒に眺めるだけでも、子どもと平和を考えるチャンスです。
そして、6歳で過酷な運命に直面した、作家で作詞家のなかにし礼さんの強烈なエピソードにも、自分自身や我が子を重ねて、考えさせられます。もしこれが自分だったら、これが我が子だったら…。
絶対に戦争を起こさないために、未来の平和を守るために、私たち一人ひとりが、考えて行動しないと、政治家や国、大企業の都合がいいように、知らず知らずのうちに物事は進んでしまう。その危機感を持って、未来の平和を志向していきたいと深く感じました。