イレイサー
ボルチモア港の17桟橋に停泊中の白い貨物船で
最先端の銃が大量密輸されようとしていた
●今回の船が出てくる映画
Eraser
1996年公開 アメリカ映画
●あらすじ
ジョン・クルーガー連邦保安官は、重大な事件に関わる証人を保護する証人保護プログラムを実行する、凄腕のエージェント。「イレイザー(〝消去〟する者)」と呼ばれている。彼が今回保護を担当するのは、全米屈指の防衛兵器会社に勤務するリー。彼女は、最新鋭の兵器〝EM銃(電磁砲)〟の陰謀を知ってしまい、その証拠物件の入ったディスクを盗み出してFBIに渡していたからだ。同じ頃、証人保護プログラム下に置かれた証人たちが、次々に殺される。
●ここに注目!
『イレイザー』に限らず、シュワルツェネッガーは出演した作品でスタントマンを使用しない。数多く出演しているアクション映画の中でも、この映画のアクションは、かなり大変だったとか。
「デーヴ 」「ラスト・アクション・ヒーロー 」(1993年)、「トゥルーライズ」「ジュニア」(1994年)とほのぼの作品が続き、「ターミネーター2」から5年ぶりのマジ本格派アクション映画に、シュワちゃんファンもきっと満足しただろう。
●映画のここに船登場
リーのディスクには、ロシアンマフィアのテロリストにEM銃を大量密売する陰謀計画が記録されていた。気づいたその日の夜に、荷物の積み込むという。 世界の軍事バランスが狂う危険のあるこの陰謀計画を阻止すべく、ジョンは港湾マフィアの協力を仰ぎ、港で行われている武器の積み込みを邪魔する。そのシーンで船が映っている。白い船体の大型貨物船。夜で暗いのだが、綺麗な船だった。船体に船名が書かれているのだが、ロシア語で読めず入力できず。「ボルチモア港の17桟橋」だけは聞きとれた。アメリカ合衆国メリーランド州にある古くから天然の良港として知られ、1729年に南部産タバコの輸出港として開かれ発展した。ボルチモアのインナーハーバーには、アメリカ海軍最後に建造された帆船で、現在でも海上に浮かぶ唯一の南北戦争時代の帆船コンステレーション号や潜水艦トルスク号、灯台巡視船チェサピーク号が係留・展示されている。