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自由なエグゼクティブへの旅

組織でやる気!

2017.08.15 22:07

あなたにお子さんがいらっしゃるなら、

子供のやる気を引き出すために、

以前何か工夫をされていましたか?

例えば、かつて皆さん自身も

「勉強しなさい!」と両親に

きつく言われたら

やる気を無くしたような経験が

おありの方も多いのではないでしょうか?


子供のやる気を引き出すのは難しいです。

これって、会社での部下や従業員との

関係でも同じことが言えますよね。

やる気のない従業員やアルバイト、

パートがいたら、

「ちゃんと仕事をしてくれ」

「もっと考えて仕事して」

と注意をしても

まず改善されることはない。

やる気を引き出す事もできないでしょう。


あなたが経営者や店長、チームリーダー、

部下を持つ責任ある立場なら、彼らに対して

「あの人に任せても失敗が多いし

結局、最後は私がやらないと…」

「サボらずにやることをやってほしい、

遊びじゃないんだから…」

などと内心腹を立てたことが、

一度や二度はあると思います。


こういった場合、組織的管理の話をすると

マイナスの面にのみ目が行き、

ミスや不注意、失敗や欠点にばかり

焦点があてられることが多いですね。



そんなリーダーの皆さんに、ひとつ、

相手のモチベーションを上げる

面白い仕組みづくりがあるのでご紹介します。

その名は「ペアレント・スコアカード」です。


もともと、ある父親が

ジュニア・バスケットボール・リーグに

入った12歳の息子のために作ったもので、

息子がチームへ積極的に参加し

モチベーションとパフォーマンスを

アップさせるために考案した

得点表だそうです。

この「ペアレント・スコアカード」は、

他とは違う特徴があります。

というのは、ゴールを決めたポイント

のみをスコアとしてカウントするのではなく

・パスをした・アシストをした

・パスカットをした など

チームに貢献した「貢献ポイント」

を記録していきます。

ただし、ミスは記録しません。


プレイヤーに(ここでは子供や従業員に)

前向きな経験に目を向けさせ

モチベーションを上げます。

さらに「貢献ポイント」を

棒グラフにすることで上達の様子が

ひとめでわかりあなたも弱点が明らかに

なることで強みを伸ばすこともできます。


このポジティブな得点を日々記録させて

いくと、子供はプレイをするごとに、

(従業員は働くごとに)記録されていく

「貢献ポイント」に関心を持ち、

やりがいを感じます。

結果、チームに貢献できるプレイヤーが

育っていく得点表になります。


スポーツにおける「スコアカード」は、

ある意味勝つという目標がシンプルなので

やりやすい部分があります。


そこで、ひとつ事例を紹介します。

倉庫会社の従業員のパフォーマンスを

上げるためにこの「ペアレント・スコアカード」

が実際に使われました。

この会社はある問題を抱えていました。

注文、発送過程における製品の損失、破損、

盗難による損失が2500万円を超え、

年間だと3億円以上が無駄になっていたのです。

この損失をなくすには、倉庫で働く従業員が

毎月の損失を自分の問題として

受け止める必要がありました。

そこで、「ペアレント・スコアカード」を用い

商品の破損や紛失、盗難の数を

数えるのではなく、良い状態で時間通りに届け、

責任を果たした商品が

どれだけあるかつまり、自分が貢献した

ポジティブな数字「貢献ポイント」を

記録していきました。


結果、最初の年には3億円の損失を

3分の1の1億円に減らす事ができたのです。

もしあなたの会社やお店でミスによる

損失が多かったり、

従業員のモチベーションが思うように

上がらないのであれば

給料アップなど報酬を与える前に、

仕事のポジティブな面に目を向けるよう

従業員のやる気を起こさせる

「ペアレント・スコアカード」を実施してみては

いかがでしょうか?



参考図書「スコアをつければ組織は動く」より

チャールズ・A・クーンラッド/リー・ベンソン著