3407 - 旭化成(株)
前回は12/11(翌営業日12/12)に1,058.5円で買い判断していますね。
https://ameblo.jp/kurasitoyume/entry-12227532848.html
正解でしたね。
今回は歴史を見ていきましょう。
創業者の野口遵が、1906年に鹿児島県伊佐市(いわゆる曽木の滝)に発電事業をおこなう「曽木電気」を設立しました。
同社の水力発電の余剰電力を利用して、1907年に熊本県水俣市に「日本カーバイド商会」を設立し、後に合併して、「日本窒素肥料」(現・チッソ(発祥は水俣市))となりました。
やがて1922年に宮崎県延岡市で、カザレー式アンモニア合成工場と滋賀県に設立した再生繊維レーヨン製造会社である旭絹織株式会社を設立し、合成アンモニアの製造を開始しました。
その後1923年に日本窒素肥料と旭絹織と合併(「日本窒素肥料・延岡工場」し、旭化成としての発祥の地は延岡市)するがその後分離独立しました。
同社は旧財閥「日窒コンツェルン」の一員でした。
野口遵が延岡市で世界初のカザレー式アンモニアの合成化に成功したのを機に始まり、後にアンモニアを使用した再生繊維「ベンベルグ」(一般名「キュプラ」)を発売し、その後数々の合成繊維(「レオナ」、「カシミロン」(アクリル繊維)、「ナイロン」、「レーヨン」)、うま味調味料(グルタミン酸ソーダの「旭味」、「ミタス」)、化学薬品(苛性ソーダ(イオン隔膜法で製造。旭化成独自の製法)、塩素、塩酸、硫酸、硝酸)等の製造をしていたが、第2次世界大戦後に事業を多角化して、家庭用品で1960年に発売した「サランラップ」(当初は当社とアメリカ合衆国・ダウ・ケミカルとの合弁会社「旭ダウ」が発売した。)の爆発的ヒットで、旭化成の名を一躍全国区に、さらに「サランラップ」を押し進めた形で、ダウ・ケミカルが製造販売する冷凍、冷蔵、過熱、解凍が可能な食品保存密封袋「ジップロック」の日本国における販売権をライオンから譲受し、主力商品としました。
現在は上記のほかに医薬品(一時は旧東洋醸造から引き継がれた一般用医薬品のじんましん薬/鼻炎薬「サットル」、風邪薬「サットル総合感冒薬」も展開していたが、現在は医療用医薬品のみ)や繊維加工技術から発展した弱電部品の製造、そして耐火性・耐候性を前面に打ち出した新建材「ヘーベルパワーボード」や、それを使用した「ヘーベルハウス」ブランドの住宅の販売も行っています。
2001年1月1日に旭化成に社名変更した際に企業CIがそれまでの漢字からアルファベットに変更された。2003年10月、酒類・食品など非中核事業を売却した上で、持株会社に移行し、各事業の運営は子会社へ移りました。
社名の由来は、「旭」は、滋賀県大津市に建設されたレーヨン繊維工場の近くにあった琵琶湖畔の義仲寺(木曽義仲=旭将軍)から、「化成」は易経にある「よりよい方向 へ生成、変化、発展する」からきています。
フジテレビにて長年に渡り、「スター千一夜」や「なるほど!ザ・ワールド」、「メトロポリタンジャーニー」など一連の番組の単独スポンサーを、開局した年の1959年から1997年の放送終了まで一貫して、旭化成と旭化成グループ各社として、のべ40年間近く行っていたことでも知られています。
みずほグループ(旧第一勧銀グループ)の一員であるが、住友グループとも親密です。
旭化成、走るコンセプトカー発表=京都のEVベンチャーGLMの車台活用
こういうのは良いですね。
良い営業戦略だと思います。
投資判断ですけれども、時価総額は売上高と同じくらいで営業利益率が8%あり、割安感があります。
チャートは右肩上がりで歴史的高値圏ですが、信用倍率が1倍を割れ続けていますので、まだ上がると思います。
私の投資判断は買いです。
ところで、旭化成グループと言えば、私のブログの昨年の殿堂入り銘柄「2402 アマナ」( http://ameblo.jp/kurasitoyume/theme-10100314026.html )のオウンドメディアで一つ記事がありましたので、ご紹介致します。
見える化チャレンジ Case#1 :「あたたかい暮らし」を伝えるには、どうしたらいいですか?(旭化成建材)
住宅向け断熱材のマーケティングに取り組んでいる旭化成建材。その1つに「あたたかい暮らしの実現」というビジョンを伝えるという取り組みがありました。
今回アマナが制作した2分30秒の動画は、その企業の思いを解決することができたのでしょうか。
http://visual-shift.jp/detail_158.html