めげない練習をつくる

2017.08.16 12:11

こんにちは!さらです。


前回、反復練習をしたい時に立ち止まってみて頂きたい場合について書きました。

ですがもちろん、反復が有効な下地になってくれる場合もたっくさんあります。

必要な反復練習はがっつりやりたい!

そして練習って、基本的なことだと分かっているが故に「うまくいかない」と感じるとけっこうめげてしまったりしませんか?

そういう時にちょっとヒントになるかなぁと思ったことがあったので

今日はそれについて書いてみようと思います。


2つあって、

・イメージは通過点にしてみること

・細分化することで回数をこなそう ということです。



音楽をやっていると、イメージがとても大切ですよね。

こういう演奏にしたい、こういう表現がしたい、こんな音を出したい、、、うん。やっぱり大切です。

で、これらのことって、自分の身体が実現することなので「身体のこと」だといえる部分はかなり大きいのですが、

音楽だと思った瞬間に「心のこと」とか「イメージ」の側面をすごく大きく捉えていたりすると思うんです。


さて。この「イメージ」であることってちょっと難しくて

一般的には身体よりも心のことの方が自分で扱いづらいものです。

操作しづらいのに、何度かやって「できない」と、うっかりできなかったことを否定しがちですよね。

「あーなんで何回やってもできないんだろう…><」↓

しかーし!否定すると心が萎縮します。

で、心と身体って完全分離できないので、身体も一緒に萎縮します。

心も身体も縮こまっていくので、結果的にやりたいパフォーマンスに繋がらなくなっていくんだと思います。


なので、イメージは「通過していく際の標識」みたいな風に考えるといいのかもしれません。


そして、音楽的に心やイメージを持つことはとても大切で素敵なことなので

その素敵なことに向かっていく途中の自分を否定しないために、

最初はまず「質」を求めることに注力しない練習をしてみたらどうだろう?と思ったのが、「細分化」です。

要は、心がついてこなくてもいいくらいの細かい区切りにして練習してみたらどうかな?ということ。


例えば歌いたい曲があるとして、1曲まるっととかAメロだけサビだけとかをちょっと横に置いて

音節単位で音程や発声をみてみる。

で、それぞれうまくいくポイントを自分で考えながら、単語とか小節単位にしてみる。そして次のフレーズ…ってやってみる。


イメージの話もそうなのですが、全体的に「質」を求めることって

ちゃんとうまくいった!って自分が「感じ」られないと心も身体も反応して萎縮します。

だったら、萎縮する間もないくらい短い区切りで反復することで、心の「うまくやらなきゃ!」を取っ払いやすくすると共に

この音程でこの言葉だったらこういう音の出し方はどうだろう?って、「試してみる」のをやりやすい心の環境を整えることも方法のひとつだと思いました。


特に基礎的に技術を向上させたい場合は

質にとらわれない練習から始めることで、最終的に心も身体も一緒に質に到達しやすく作っていくことができるのではないかと、考えています。

写真フォルダを漁っていたら、昔会社で同期が置いていってくれた電話メモの写真が出てきました。

なんとなくこういうの、ほっこりします^^