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研究留学を経験して得られた私の人生の財産

2017.08.19 18:00

私の研究留学(認定留学)も2年間を過ぎ、日本へ帰国する日が近づいてきました。


幼い頃からの夢だった海外生活は楽しいことばかりではなく、苦しいことも沢山あったし、何度涙を流したことか数え切れないけれど、振り返ってみるとすべて良い思い出だったと言えるから不思議なものです。

カナダで、母国語ではない、しかも専門用語が飛び交う環境で勉強を続けることはとても大変でした。

日本で、しっかりと研究の基礎力をつけてから海外に渡ったほうがよかったかなと思うこともありました。

出会う日本の先生に何度か、『ラボでの仕事、専門用語ばかりで大変じゃないですか』『発表も困りませんか』などと尋ねたことがあるのですが、『自分が今までやってきている専門分野だからなんとなく分かるから大丈夫』というような返事を聞くことが多かったからです。

でも今は、学生として来たからこそ、大変なこともたくさんあったけれど、だからこそ得られたことの方が多かったのかなと感謝しています。

日本の大学院生として4年間勉強することにも、大きな意味があることに間違いなけれど、今のユニークな道を切り開けて本当に幸せです。

この留学で私が得た1番のものは"出会い"だと確信しています。

この2年で出会った人は、私が日本にいたら絶対に出会わなかった人たちで、私のカナダを大好きにさせてくれた人たちばかり。

仕事場ではラボのボス、同僚、大学院生

ホストファミリー、ルームメイト、大学やイベントで出会った友人達

それに、日本の学生ということで日本から訪問されたさまざまな教授、先生に紹介してもらえたことは本当に光栄でした。

日本で臨床・研究と活躍されている多くのお医者さんと出会え、仲良くしてもらえたことは本当に幸せなことでした。

将来どこで何をしたいのか分からないからこそ、世界中に、日本中に、コネクションができることは私にとってとても重要で、色々な人の話を聞くことで自分の視野・世界観を広げていくことができました。

これからどんな道に進むか悩みが増えるけれど、幸せなことなんだと思います。

私、出会った人が、みんな、100%、いい人なのです。

本当に人には恵まれていると常々思います。

広大な自然のあるカナダ。

気候も、街並みも、郊外に自然広がる田舎があるところも、居心地がいいです。