フォトジェニックとは。
photogenicという語は、写真が誕生した頃から「写真写りがよい」という意味で使われ、 ギリシア語の「光が作り出すもの」が語源だそうです。
あるもの(通常は人)が写真の中で、美しかったり、肉体的に魅力 的だったり、心を引くようであること。
英語圏では、 She is photogenic! 彼女は写真映りが いいね! のように、人に対して使うことが多いそうです。
ちかごろ インスタ映えする、という言葉をよく聞きますけど、まさにフォトジェニックなんですね。
はい、フォトジェニックについて終了。
だとさみしいので、簡単ですぐできる、写真が可愛くなる小ワザをご紹介します^^
目指せ!フォトジェニック\(^▽^)/
実家から超立派なキュウリが届いたの。
お料理してる最中に思いついて撮りました。
キュウリだけのつもりだったんですけど、ちょっと寂しかったのでお人形を置いてみました。
↑こちらがいちばん気に入った写真です。
さて、ここにたどり着くまでに何枚か撮ったので、小ワザを交えて経緯を記します。
お人形とキュウリを一緒に撮った一枚目。
お人形の大きさがわからないので、大きさ比較にもなってないっていうね汗
お人形の影を見て、鋭い人ならお気づきかと思いますが、平置きの自然光で斜光、真上から撮影です。
自然光は、被写体を自然な感じに撮ってくれます。
斜光は、立体感が出ます。
平置きにするときは、下に見苦しくないものを敷くと見栄えがいいよね。ここではプリントしてあるアルミ箔、100均にある娘のお菓子作りのグッズを使いました。
せっかくのお人形が生かされてないような、、、
なので、キュウリを丸太風に積んで座ってもらいました。
さっきよりもお人形が可愛くみえーるみえる^^
これはこれでありなんですけど、お人形がカメラ目線だったらいいよね。
なので撮る角度をちょっと変えました。
お人形のお顔の向きの正面から撮ったら、ちゃんとカメラ目線に見える不思議。
この方がお人形が生き生きして見えるから、こっちのほうが好き^^
気に入った!と思ったら、いろいろ試してみましょう。
いろいろ、いろいろ、でたどり着いたのが一枚目の写真です↓
キュウリの積み方をちょっと変えて、構図の上の方にキュウリが来るようにしました。
お人形の背中にキュウリの緑色があったほうが、お人形が目立つのでね。
あと、ちょっと斜めに座ってもらったら、足がいい感じになりました。
いちばんの違いは撮る高さを低くしたこと。
低くして、お人形の目線の高さで撮ると、こんな感じになりました。
すでにキュウリが脇役になり、お人形が主役になってしまった^^;
キュウリを撮るためにカメラを出したのに、こうなっちゃいました。
なにが起こるかわからんね。
ただひとつ、私はキュウリが脇役でお人形が可愛く見えるこれが好き。
写真を撮るときは、なんとなく撮るよりも、どんどん試して、好きな構図を見つけてみてください。そのほうが、写真を撮るのがもっと好きになりますからね^^
あ、あと大切なポイント。
このお人形、ど真ん中だとまるで証明写真、無機質になってしまうので、真ん中をずらしました。
向いてる方にスペースがあると、広がりのあるイメージが生まれます。
写真は平面ですから、立体感や広がりを感じる写真のほうが、見る人の目線を奪うのです。
はい、フォトジェニックの要素です。
昨日ブログで綴った、被写界深度を浅くして背景をぼかす というのも、立体感を出すための演出なのです。
使用レンズはF3.5-5.6の28-135mmズームレンズ、普通のですが、お人形になるべく近づいて撮ることで、背景はしっかりボケて、立体感だしましたー^^
流行りのフォトジェニックは、話題のカフェやキレイな場所にわざわざ行って撮るのが主流となっていますが、日常の中でも心を引かれる写真を撮れるネタはたくさんあります。
それを見つけるには、気付ける目や心が必要な気がします。
難しそうですけど、これが意外とカンタン。
私はただ、お父さん作ったキュウリでかっΣ(´∀`;) と思っただけです。
心を動かされたものには必ず、心を引く写真の要素があると思います。
つまらない日常と思うより、今日はどんなネタが転がってるのかワクワクしながら過ごすほうが楽しいに決まってます。
カメラは、そんなワクワク楽しい日常に導いてくれる、素敵なツールです。
キレイな空、可愛い道端のお花、爽やかなしずく、面白い木のかたち、大きなキュウリ、ちょっとでも心が動いたら、写真を撮りましょう。
撮れるときでいいのです。いまよりもっと素敵な日常になりますように。