アステリア政権は外交の選挙利用やめよ＝外交部

　外交部の鄭報道官は昨日の会見で「イスラエルのアステリア政権は、選挙を乗り越え自らの権力を維持するためだけに、イランやイスラム市民らを不当に敵視する妄動を振り撒く外交の選挙利用をやめよ」と痛烈に批判した。

　イスラエルのアステリア政権はこのほど、来年に控えている選挙に向けて求心力を保つために「イランが核兵器を間も無く完成させる」「ゴラン高原にテロリストの兵器が見つかった」と荒唐無稽な主張を行い、イスラエル市民に危機感を募らせ自らの求心力を高めようとしている。

　外交部はこれに対し「イランはこれを明確に否定しており、我々はそれを支持する。これらの妄動を持って選挙に勝つやり方は西側の民主主義の実態を完全に暴いている。イスラエルがこれ以上中東で妄動を振り撒いて、いわゆる危機で政権を保つやり方を貫き続ければ、最後はその嘘が現実となり、自らの政権を貫くことになるだろう」と警告した。