【移転】ホーチミンで飲茶ランチ「DIM TU TAC」

2017.08.28 10:30

初訪 2017.06　　　更新 2021.02.25

【2020.12.31 追記】

こちらの店舗は、ドンコイ通りから徒歩すぐの中心地に移転。（ドンユー店）

シェラトンホテルの斜め前という好立地で、格段とアクセスがよくなりました。

ほかにも、現在３店舗が営業中。

髙島屋を擁するショッピングセンター「サイゴンセンター」内にもお店があります。

※ 各店舗の情報を最下部の情報欄にまとめましたので、ご参考に。

ーーーーーーーーーーーーーー

サイゴン川のディナークルーズ船や、海辺の街・ヴンタウ（Vun Tau）への高速船が発着する4区の船着き場に、おいしい飲茶が食べられる、広東レストランがあります。

店名は「DIM TU TAC（ディム・トゥ・タック）」。

落ち着いた雰囲気ながらリーズナブルに本格的な飲茶が楽しめると、在住者の間でも評判のお店です。

現在、市内に4店舗を展開している人気店ですが、

1区の中心部から比較的近いのが、今回の4区のお店です。

（各店の情報は最下部参照）

1区・川沿いのトンドゥックタン（Ton Duc Thang）通りから、4区に向かって橋を渡ってすぐの左手に、看板の並んだ入口があり、

ここを入ると左手に結婚式場、右手にスポーツジムがあり、

スポーツジムの先に今回のレストランがあります。

外観通り、店内もかなり広々。

天井が高く、ゆったりとした空間で食事が楽しめます。

まずはおいしいと聞いていた小籠包を注文。

「上海小籠包」5万8000VND（約280円）

千切り生姜入りの酢醤油につけて。皮の中にたっぷり肉汁スープが入っていてとってもジューシーです。

「上海生煎飽」5万5000VND（約260円）

カリッと揚げ焼きにした底の部分と、肉まんのようなふんわり厚めの生地の対比が楽しい焼き小籠包。

「筍尖鮮蝦餃」6万9000VND（約320円）

ぷりっとしたエビの歯ごたえが生きた、蒸し餃子。

「網皮鮮蝦蒸賜粉」8万8000VND（約410円）

ぷるんとした米粉生地で、揚げたエビを包んだ料理。

蒸した米粉生地にさっぱりとしたタレ、エビの食感と揚げた衣のコクが合わさったバランスのいい一品です。

ほかにも、上海焼き餃子や、パンダのかわいい見た目をしたタロイモまんなどがあり、何度も通って制覇したくなる、魅力的なメニューが揃っています。

飲茶メニューは こちら

お腹に余裕があれば、ぜひデザートにも挑戦を。

通称「亀ゼリー」といわれる「亀苓膏（きれいこう）」やエッグタルトなど、王道の中華系スイーツもあるのですが、

おすすめは、中国とベトナムの関係が感じられる、いくつかのスイーツ。

たとえば１つめは、とろみのある黒ゴマ汁粉の「（香滑）芝麻糊」。

ベトナムの主に中華系のチェー屋さんで売られている「黒ゴマのチェー（Che Me Den）」は、この中国の黒ゴマ汁粉「芝麻糊」が伝わったものといわれています。

その名残は、かつての交易の街ホイアンにもあり、貿易商の中国人から伝わった黒ゴマのチェーが「シーマー（Xi Ma）」もしくは 「シーマーフー（Xi Ma Phu）」の名前で残っています。中国語の「芝麻糊」の発音が「チーマーウー」なので、言葉からもその名残が感じられますね。

このホイアンの「シーマー」。数年前まで100歳近いおじいさんが天秤棒を担いで、ホイアンの街なかで売っていたのですが、現在は高齢のためやっていないそう。

でも、バーレー井戸隣の観光施設で、試食することが可能です（要観光チケット）。

と、話がだいぶ逸れましたが、もう１つ…笑

もう１つは、杏仁豆腐とリュウガンを合わせたさっぱりスイーツ「龍眼凍豆腐」です。

ホーチミンでは2013年頃、新種のチェー「チェークックバック（Che Khuc Bach）」が流行し、メニューに加えるチェー屋さんが一気に増えたのですが、この原形といわれるのが、元々ベトナムの中華料理店で出されていた、杏仁豆腐とリュウガン（orライチ）のスイーツ（Che Dau Hu Hanh Nhan）。

そちらが杏仁豆腐なのに対し、チェークックバックは、ミルクかんなのですが、コーヒーやパッションフルーツ、抹茶を混ぜたものなどがあり、フルーツやアーモンド、薄めたシロップと一緒に口に入れると、やさしい甘さが広がりつつ後味さっぱりで、食後にぴったりなひんやりスイーツに仕上がっているのです。

ということで、原形である中華系とベトナムのニュータイプ、両方味わう機会があれば、おもしろいかと思います。

で、結局選んだのが、

…マンゴープリン笑

「香芒布丁」8万VND（約400円）

なめらかな口当たりのマンゴープリンでした。

今回はこのほかに、飲茶やスープも頼んだのですが、3人で行って1人1000円程度と雰囲気のわりにとっても手頃。

飲茶が１品 300〜400円程度で揃い、広東料理をベースとした料理は、麺類や炒め物からフカヒレスープや北京ダックまで、幅広く充実しているので、いろんな場面で使えそう。

（ただし、リーズナブルに点心が楽しめるのは、基本的に昼なので、ご注意を。）

人数が多い方がより、いろいろな種類が楽しめそうです。

お茶もエンドレスに注いでくれるので、お腹いっぱいになれます笑

~~最後に計4店舗あるお店の情報を。~~