Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

kojinkai

瞬間的品詞分解@中2国語

2017.08.19 15:04

数学大好き中2軍団も、ようやく

国文法の大切さというか面白さに

ハマり始めてくれています。


「品詞分解自体が入試に出題されることはない」

ときっぱりと明言はしていますが、

「しかし、君たちの学習は入試のためのものでもない」

としっかり釘もさします。


品詞分解をきっちりしてくれると、

記述における言葉選びや文同士の繋がりも

くっきりと見えるようになるというメリットのほか、

”私と同じ言語を使って議論をできる”という

メリットもあります。



国文法は、英文法にも古典文法にも応用でき、

実際は応用範囲が広い学習内容です。

中学の国語、英語のみならず、

高校生になった時にしっかりとつながる

私個人的には重要な学習内容なんです。



もちろん、センスで文を理解仕切る子もいますが、

そうではない子に対してはしっかりと

センスの良い子が感覚でやっていることを

頭で自然と分かるようになるまで、

トレーニングをしてあげる必要があります。

というか、センスで全てを押し切ることは

結構難しくなって来るんです。

国語はより理論的・論理的になってきますから。


こういうトレーニングは成果が見えにくいですが、

ちゃんと意味があるトレーニングだと”分かって”、

毎週楽しみにトレーニングを受けてくれる

素直な子たちだから、徐々に国語や英語において

その成果が表れてくるでしょう。



穂先/に//トンボ/が//止まっ/て//い/まし/た。



未だに最後の文節を品詞分解できず全滅。

”いる”と”います”と”いました”を比較させ、

丁寧と過去が意味的に追加されており、

”ます”は丁寧の助動詞、”た”は過去の助動詞ですし、

”いる”は補助動詞で、”止まる”とセットで用いて

状態動詞になっているのです。



これが明確にならずに大体にしているから、

英語においても過去形と過去進行形の区別を

時々見誤ってのミスも招いています。



品詞分解は、いくつかあるうちの選択肢の中で

どれだろうと当てはめて考えるレベルでなく、

見ただけで瞬間的に識別できる状態でこそ

初めて考えるときの道具となりえます。


だから、夏休みはかなり細かな文法を

毎週に渡ってトレーニングしてきました。



しかし、まだまだです。

もっと精度を上げて、言語を扱う教科において

くっきりとした理解が伴うように、

ただただトレーニングです。


記述トレーニングはもっと先になりそうです。