がんばる時も、がんばらない時も自分で決めたらいい
がんばって!
とか、
もう充分、がんばってるんだから、がんばらなくていいよ
とか、
がんばらなきゃね・・
とか。
いろんな場面で「頑張る」「頑張らなくていい」って言ったり言われたりしますが、
治療中の私の「がんばる」は、抗がん剤のための注射をするとき。
これはもう、逃れられないのでえいやっと気合を入れてがんばりました!
「がんばらなくていい」「がんばれなかった」時は、
不安で押しつぶされそうでベッドの中で泣いてたとき。どうすることもできず、
ただただ怖くて泣きたくなくても、出てくる涙を抑えることができなかった。
でも、ずっとずっと泣き続けてると、泣くのにも疲れて
過去を責めても、今を責めても、未来を悲観したって、どうにもならない。
ならば、今は耐え忍ぶしかない、きっとこれを乗り越えたら
ごはんもおいしいし、なんとかなるだろう・・・
というか、
もう、かんがえるの疲れた・・あはははははhh~~
と、単純でおバカな私に戻れるのでした。
家族はだれも、泣いて悲観して、生きるの辛い、なんでわたしばっかり?
って私がだだをこねるようにあたり散らしても、
がんばりなよ!とか
そんなことは言わないで!
なんて言わなかったなと、今、思い出しました。
しょうがないじゃん!
なんとかなるよ。今できること、するしかないやん!あんたの人生やん!
そんな軽~い感じ。
妹も、今になって、あんとき泣いてたよね~私は泣けなけ!泣いて浄化すべし。
と思っていたよ=とか・・
改めて、この人たちの乗り越えてきたもののすごさとそれで培った強さを
思い知ったのでした。
(母と妹は生死をさまよう事故を乗り越えてきてるのです)
病気や治療って、人生感や生死感をひっくり返してしまうほど
大きな事柄で、病気になった自分を責めてしまいがちですが、それもひっくるめて
自分の人生なんだと、最近、思います。
やっと、思えるようになってきた。のほうが合ってるかな・・
だから、病気だろうが治療中だろうが自分のかじ取りは自分がしなくちゃならない。
だから、
がんばるときも、がんばらない時も自分で決めたらいい。
それが、肩ひじ張って無理にがんばらなくていい、自分の気持ちに蓋をしなくて
いいってことなのかなと思います。
最近、このはぐみーのコラムを、治療中の方だけでなく
ご家族の方や、まったく治療とは関係ない所にいる方たちも読んでくださっている
みたいなのでとてもありがたく思います。
治療中は気持ちがぶれぶれ、わがまま放題、元気になったり悲しくなったり、
しがちなんです・・(ちがう?私だけ?)自分の気持ち、コントロールしにくい。
きっとそんな方、多いと思う。
だから、あ~、いまこんな時期なんだなと、暖かく見守っていただけると
とってもありがたいです。
お客様にいただいた(なっとうスナック)
がんばらなくても、おいしくいただけた、納豆大好きかとうです。