アスパラときゅうりのチャービルサラダ
今月のおすすめ野菜
チャービル
南ロシア・西アジア地方原産の野菜。ローマ時代から文献に登場し、フランスではセルフィーユと呼ばれ「美食家のパセリ」「フレンチパセリ」と言われています。和名はウイキョウゼリ(茴香芹)。茴香(フェンネル)の香りがして葉や草丈が芹に似ていることが由来とされています。
繊細な切れ込みのある柔らかな葉と、みずみずしい食感が持ち味。かすかにアニスに似たデリケートな甘い香りや風味、ほのかな辛みがあり、肉・魚介・野菜等の風味付けに用いられています。特にフランスでは、薬味の一種「フィーヌゼルブ(パセリ、チャイブ、タラゴン、セルフィーユといったハーブをみじん切りにしたミックス)」に欠かせない野菜で、ハーブオムレツ、サラダ、スープ等に加えられ、人気があります。また、パセリよりも傷みやすく、加熱のし過ぎや乾燥により香りが落ちるので、生のまま使うのがおすすめです。
解毒作用があり、体内の毒素を排出する成分を含み、さらに消化を助け、血行促進にも効果があります。ほかにも老化を防ぎ、免疫力を高めるビタミンCや、疲労回復に役立つビタミンB1、細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2、そのほか骨や歯を構成するカルシウム・リン・マグネシウムなど様々なビタミン、ミネラルを豊富に含みます。繊細ですが頼もしい野菜です。
材料 2人分
チャービル 5g
きゅうり 1本
アスパラガス 3本
レモンの絞り汁 小さじ2
塩 ひとつまみ
オリーブオイル 大さじ1
粒マスタード 小さじ1
黒こしょう 適宜
作り方
1. チャービルは水洗いし、水気を切る。
2. アスパラガスはさっと塩ゆでして3等分の斜め切りに、きゅうりは縦半分に切ってから、5mmの斜め切りにし塩を振る。
3. ボウルに2. の野菜を入れ、オリーブオイルを絡める。さらにレモン汁、粒マスタードを加えてさっと和える。味をみて塩で調え(分量外)、チャービルを手でちぎり、全体を軽く和える。仕上げに黒こしょうを挽く。