用が済んだらサヨナラ
懐かしさに目を細めながら、愛すべきユニットたちを偏った目線で眺める「思い出のユニットアルバム」第3回は、初期生産リストの残りの顔ぶれを全部紹介してしまいましょう。これまでのリストラ候補組とはちょっと違い、それなりに役に立つユニットなのですが、哀しいかな時の流れとともにお役御免になってしまいます。そんな彼らの運命に思いをはせつつ、使いどころのポイントと合わせて紹介していきましょう。
ガンダムもここから始まった。けど・・・
鹵獲したザクをベースに、MS開発を進めるべく試作した連邦初のMS。ラウンドデザイン主流のジオンMSから、きっかりスクエアな連邦デザインに。生産しなくてもステージ2で志願兵が持ってきてくれます。コア・ファイターと組み合わせてガンキャノンを設計し、Aceに育ててジムにグレードアップしたらもう用済み。泣ける。ここからザクⅠにも開発できますがそれってグレードダウンだし、開発しなくてもステージ2でAce機を捕獲できちゃいますからね。ザクⅠの生産登録だけを目的にするなら、レベルアップに必要なEXPが25なんで、ザクⅡ系からグレードダウンさせるより早いですね。
いつか役立つその日まで大事に保管しよう
本作の中では3タイプ登場するボールの中で、唯一確保できるのがこれ。ここからボールに育てることはできるけど、スペック的にはこちらのほうが上なのであえて開発する必要もありません。設計素材としては無敵のハロを生み出すのに欠かせないのですが、それはまだ相当先の話。ステージ2で志願兵が持ってきた奴を大事にその日まで残しておくのがいいのかも。こいつでアイナの宇宙用高機動試験型ザクと渡り合ったシローのバトルは激熱だったんですけどねえ。
ミリヲタ的には永久展示しておきたい一品かも
名前の由来になった同名の陸上自衛隊の戦車は、アニメ放映当時は現役でしたが、本作発売2年後の2000年には90式戦車と交代し全車退役しておりますな。こいつも設計素材としてザクⅠと組んでマゼラ・アタックを組んで、ガンタンクに育てたら用済みです。ガンタンクはコア・ファイターとの設計でも作れますが、EXP20なので早めに1台生産してステージ3あたりで経験値稼がせたら割と早くガンタンクになってくれるので、そっちのほうがお手軽かと。
エレノア君には悪いけどコイツは使えないよ
『第08MS小隊』ではメチャクチャかっこ良く見えたこいつも、ゲームの世界では今一つ。EWAC機能がついてますが貧相な機銃しか持っていないので、あまり戦闘に巻き込むのも怖いです。開発できないので育てても意味がなく、せいぜい設計素材としてザク系と組み合わせてザク強行偵察型を作るか、ハイザックと組み合わせてアイザックを作るくらいしか役に立ちません。その役目すら他のユニットで代用可能だったりするので、ほぼほぼ即リストラ候補組と言ってもいいでしょうな。
空飛ぶホバートラックと思ってください
レビル将軍をベルファストまで運ぶという大役も仰せつかりましたが、言うても連絡機ですから攻撃力10の機銃しか装備してません。設計素材としてはプローバーを作れる分、ホバートラックのほうがマシかもしれません。値段の割にHP高くて耐久性がある機体だけに残念です。余談ですけど、あからさまに亀なデザインでこのカラーリングは無いだろうと。『第08MS小隊』でチラと見えた渋いカラーリングの機体は良かった。色って大事!
1回攻撃したらすぐ帰艦しなきゃならんのよ
最後に紹介するのはパブリク。こいつも生産リストから削除すると二度と手に入らない可哀想なユニットですが、リストラ候補に入れなかったのは、設計でズサが作れるからです。といってもガルスJ待ちですし、ステージ1で捕獲できるガトルで代用できちゃうので、結局早々のタイミングでリストラされてしまうのでしょう。そもそもEN20しかないので、唯一の武装・大型ミサイルを一回発射(しかも命中率60)したら、すぐ母艦に戻らなきゃいけない機体なんて効率悪すぎます!せめてミサイル1発ずつ発射できるようにしないさいよ!
というわけで、初回(ステージ1終了後)からすぐに生産可能な全MSユニットと、その使いどころをご紹介してまいりました。昨今のGジェネではまずお目にかかれない機体も多いので、ぜひおひとつ生産してみたいただいて、十分に愛でた後、また必要な役目を終えた後、粛々とリストからご削除くださいましまし。