「当たり前」を徹底すれば「特別」になる
2017.08.22 23:30
望月です。
私はネイリストではありませんので、顧客としての目線と、他業界からヒントを得ることがNMAにおける役割であると考えております。
先日「すごい美容師さんがいる!」という情報を小耳にはさみ、ピン!と来たのですぐ予約を入れて行ってきました。
仕事、プライベート含めて数多くの美容室を見てきているつもりですが、
いやー、本当にすごかったです!!
カウンセリングも、技術も、トークも、
「こんな店、初めて見た!!」というくらい、何もかもが素晴らしい!!
特に技術は、「普通のお店ではなかなか真似できないなあ…」というレベル。
私のような素人が、「ここの技術は違う!!」と思うのですから、相当なものだと思います。
しかし、それと同時に「素晴らしい…!!」と感じたのは、
どこのお店でもやればできることを、全員が徹底的にやり切っている
ということでした。
例えば、
・待合席に座っているお客様には、かがんで目の高さを合わせて接客する
・カウンセリングの際、ヘアスタイルの写真を見ながら徹底的に確認する(所要時間30分!)
・施術に入る前に、メニューと金額を伝えて確認を取る(これ大事!!)
・「〇〇カット」のような専門用語を使う時は、「こういったカットのことを〇〇カットというのですが…」などど、必ず解説する
・お客様が不快に感じそうなことをする時は、事前に意味を伝える
例)髪の毛を顔の迄にたらしたままにするとき
「この後先生が自然な髪の流れを見ますので、髪が顔にあたって気持ち悪いと思いますが、少しだけこのまま我慢していていただけますか?」
(これ、言わずにそのまま放置のお店がとっても多いですよね…)
・自宅でのブローの仕方を教えてくれる。
ドライヤーの持ち方、手の使い方、ドライヤーの風の当て方を教えてくれ、お客様ができるまで実際に練習(?)させる
・お客様を入り口までお見送りする(店舗は2階だが1階まで見送る)
以上のことは、技術がなくてもできる、言ってみれば「当たり前」のことです。
しかし、徹底的にやり切れているお店は少ない。
そんな中で、高い技術力がありながらも、「当たり前」のこともないがしろにせずにやり切るお店があれば、まず勝てませんよね。
「当たり前のこと」を徹底的にすることで、一流への道が開けていく、ということをかねてから提唱しておりますが、やはりそれは正しかった!と確信できた、刺激的な体験でした。
特に、施術前にメニューと金額を確認するというのは、やらないお店もまだまだ多いですが、安心感が違いますよ。
特に新規客には有効と思います。
NMA経営研究会の受講生には、このお店の「特別なところ」についても詳しくお伝えします。お楽しみに!!(望月啓子)
第2期生の募集は来年になりますが、単発での受講ご希望のかたは事務局までご相談ください。