函館市のお財布をのぞいてみよう①
みのしまです（＾－＾）ﾆｯｺﾘ
気。
普段なにげなく生活しているなかで実に多くの「気」が存在します。
元気、やる気、本気、病気、
気とは、内的なエネルギー。つまり実体はありません。
しかし、社会は実に気に支配され、さも実体があるかのように思っています。
実体がない以上、気とは主観の域をでることは本来ないはずなのですが、
なにか共通の認識をもっていることが多いです。
さて前置きが長くなりました。
今日のテーマは「客観的な気」の最たるもの
景気のおはなし。
気は主観です。これは事実。
なのにテレビをつければコメンテーターは「景気が悪い」「不況だ」などと大合唱です。
「え？あなたのお財布事情が不況なんじゃなくて？」
常々僕はそう思うわけです。
もしそのコメンテーターが数字上の経済実勢について語りたいのであれば、キチンと景気という用語はさけて、
「今年上半期の経済成長率は昨年とくらべてこうだ」
と現状を伝えて頂きたいのです。
なぜなら「気」とは伝染するから。
あまりに景気が悪い景気が悪いと言って日本がそういう気に包まれると、
サラリーマンのおっちゃんもビールを呑む手が進まなくなると思うんですよ。はい。
現状の世間は景気に左右されています。
しかし、本来の形は何かアクションをおこして「気」がついてきます。
順番が逆なのです。
じゃあ現状について、「気」はとりあえず置いておいて
実際に数字を見てみることにしました。
それではいきましょう～
函館市 平成27年度決算
収入1.403億円 支出1.375億円
数字の規模がでかすぎてよくわからん、、、、
内訳を見てみましょう
収入
自主財源485億円（34.6％）
依存財源918億円（65.4％）
自主財源？依存財源？？なにそれ食べれるの？
調べてみました。
自主財源
函館市が自分の力で調達できるお金。
地方税、使用料、手数料、繰入金、繰越金など。
函館市でいうと自主財源485億円のうち
地方税・・・321億円（22.9％）
使用料・手数料・・・37億円（2.6％）
その他・・・127億円（9.1％）
依存財源
函館市が政府や北海道にお願いをして調達するお金、いわば借金。
市債、国・道支出金、地方交付税など。
函館市でいうと依存財源918億円のうち
地方交付税（函館市の収支不足のために拠出されるお金）・・・345億円（24.6％）
国・道支出金（特定の事業のため国・道が支出するお金）・・・372億円（26.6％）
市債（函館市のローン借り入れ）・・・132億（9.4％）
支出
義務的経費748億円（54.4％）
投資的経費153億円（11.1％）
その他の経費474億円（34.5％）
義務的経費？投資的経費？？なにそれおいしいの？
調べてみました。
義務的経費
函館市が払わなきゃならないお金。
公務員さんのお給料、こども手当て、借金の返済など。
函館市でいうと義務的経費748億円のうち
扶助費（生活保護や児童手当）・・・406億円（29.5％）
人件費・・・180億円（13.1％）
借金の返済・・・162億円（11.8％）
投資的経費
函館市をよりよい町にするためのインフラ整備
函館市でいうと、普通建設事業費がそのまま153億円
その他の経費
函館市による他の市町村への補助や、施設の管理費などが474億円
結果。
1.403億円-1375億円で
約28億円の黒字
翌年に使い道が決まっている分をさっぴくと
実質的に24億円の黒字という事です。
ただしこれは上記の通り借金を含めた額。
借金を含めたら黒字ってなんか変な表現ですが、支出の内訳で返済を項目にいれての結果ですから、まあ、こういう事なんでしょう
・・・・・
あ、、、、
景気悪いわ。
次回に続く！
ではでは
みのしまでした（・∀・）ﾆｯｺﾘ
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参考文献 函館市財務部財政課 広報