「相続税」って最近よく耳にしません?
ようやく雨雲の去った函館
みのしまです(^-^)ニッコリ
本屋に行くと相続関連の本が年々増えているようです。
皆さん関心がお強いようです。
雑誌タイプのもの、書籍タイプのものさまざまですが、相続法の条文を見ると眠くなりそうなものも、わかりやすく面白く工夫されていて僕自身助かっちゃってます。(笑)
その中で特段目を引くのが「相続税」に関するもの。
この背景には2015年の税制改正が行われた影響が大きいかと思います。
この改正により相続税の基礎控除の枠が大幅に縮まった訳なんですが
具体的には
<改正前>
5.000万円+(1.000万円×法定相続人)
<現在>
3.000万円+(600万円×法定相続人)
となりました。
では改正によって国はどのくらいの税収をあげたのでしょう?
なんと全体の一般会計税収の2%だそうです(2016年財務省発表)
えっ!?す、、、少ない、、、
金額にして1兆9200億円。これは他の所得税や法人税と比べると圧倒的に少ない数字です。
もともと歳入費の少ない相続税をなぜ改正したか
一見すると少ないパイを底上げするより、現時点で高い割合をもつ項目をあげたほうが利幅が大きいような気がしますが、どうやら中長期的にこれからの日本社会が死亡者数が増加する時代に突入することを念頭においた事前策ととらえることができそうです。
内閣府による統計見地によると、2020年ぐらいを境に戦後の死亡者数を上回るという試算もあるぐらいです。
とはいえ、とはいえですよ。
相続税の課税世帯は全体の6%というのが現在の状況ですので
書店に並ぶ「相続税対策!」の文字にあまり躍らされる必要はないのかなあと
個人的には思います。
相続対策と相続税対策はわけて考える必要があると思います。
税金は100人に6人のことでも
相続自体は100人中100人に訪れることですから。
ではでは
みのしまでした(^-^)ニッコリ