エースへの道を検証する
Gジェネ界におきましては、最新版のREやジェネシスに関して真面目にユニット分析に取り組まれ、多くのユーザーの救世主となっている方も多く見受けられます。私はそんな存在になれるはずもありませんが、まあ、ものは試しにデータとやらとちょっと向き合ったらどうなるのだろう? という素朴な疑問をクリアにするための企画です。おそらくは「んで、それがどうしたの?」と皆さんに言われて終了!な感じの結果に終わるのは間違いないので、あえてコンセプトをそこに置いてみました。読むだけ時間の無駄になる可能性が120%ですので、そのあたりを踏まえてお付き合いくださいませ。
手探りの第1回テーマは「エースへの道を検証する」でございます。普段、計算高いプレイをしているわけでもなく、育てたいユニットにトドメを刺すチャンスを意識的に与えたりはしていますが、ぶっちゃけ成り行きまかせです。もしかしてデータ的にそのあたりを見ていくと、何か素晴らしい天のお導きでもあるのじゃないかと思い、今回、こんな研究をしてみました。
ユニットのEXP値の差で
エースへの道はどれくらい違うのか?
エース、すなわち最高レベルまで到達するまでの時間は、ユニットによってどれだけ違うのか? 本当にどうでもいいような話ですが、検証してみたくなったのでやらせてください、最後まで。お願いします。この研究によって、新たな攻略への扉が開くかもしれないです。たぶん、開かないと思いますが。
さて、単純に考えて、EXPが低いユニットほど早く成長するのは明白です。しかし、具体的にどれくらい成長に差が出るのか? それを知るために、もってこいのユニットを見つけました。
あまり意識してませんでしたが、両軍を支える量産型のこのお二方、初代Gジェネにおいて非常に似通った基本性能をお持ちです。なんなら生産コストも同じ。武器のスペックについてはさすがに違っていますが、メインになる飛び道具の攻撃力は24と一緒です。異なるのはENとEXPの数値です。この数値を見るだけでも、同条件であればザクのほうが早くエースになれることは明白なのですが、実際どれくらいの差があるのか計算してみました。
まずは比較するための条件設定を次のようにしました。
(1)パイロットの能力は全く同じと仮定(ノーマル・伍長)
(2)武器の命中率は100%、攻撃力は同じと仮定(攻撃力24)
(3)ダメージ値は基本の計算式に基づく(クリティカルは発生しないと仮定)
上記の条件下で、ザクⅠの皆さんに実験台になっていただき、何機倒せばAceになれるのかをシュミレーションしていきます。ちなみにお相手いただくザクIの皆さんのスペックは、
この条件下でのダメージ値は、ジムもザクも次の通り。
【レベル1】3360 【レベル2】3696 【レベル3】4032 【レベルAce】4368
エースになると、レベル1の時の1.3倍のダメージが与えられるんですね。ちなみにUA、UDはレベルアップしても変わりません。あ、そんなことは知ってるか(笑) さらにレベルアップに伴って得られる経験値も変動していきます。ちなみに経験値はダメージを与えるだけでは取得できず、撃墜して初めてゲットできます。あ、それも知ってるって?(笑)
【レベル1】30 【レベル2】29.7 【レベル3】28.8 【レベルAce】27.3
つまり相手より高いレベルになればなるほど、もらえる経験値は減っていくというわけですね。いやー、この数値を見てるだけで既に達成感あるわ~。それでは早速、攻撃を開始していただきましょう。
4回目の攻撃でお互いに2機を仕留め、レベル2にアップです。まあ同じ機体スペック、武器の攻撃力も同じですから当然っちゃ当然ですね。では、ジムさん、ザクⅡさん、続きをお願いします。
おっと、6回目の攻撃終了時点で差が出てきましたね。ザクⅡのほうが一足早くレベル3にアップしました。ジムのほうは4機目を倒してようやくレベル3です。引き続き見ていきましょう。
ザクⅡのほうは10回目の攻撃、5機目を倒すと同時にAce到達! 一方のジムは、さらに2回の攻撃を経て、6機目でAceに昇格です。
さて、あくまでも限定的な条件下での比較なので、実際のゲーム中では武器の命中率や、パイロットや地形効果による修正値なんかも影響してくることを考えると、あまり意味のない比較かもしれません(笑) とはいえ、EXPの10ポイントの差が、ザクⅠ1機分の差になるというのはお分かりいただけたのではないかと。
ユニットのUA値や、武器の攻撃力が高くなれば、その分与えるダメージ値も増えるので経験値をゲットするチャンスは高くなりますが、その一方で高性能なユニットほどレベルアップに多量のEXP値を必要とするので、結果的にAceになるまでの時間は更に増えていきます。
今回は同じ性能のユニットで比較してみましたが、次回は性能に差があるユニットでの比較をしてみたいと思います。
しかし、本当に時間ばかりかかって、どうでもいいような検証ですな・・・。ま、いっか。楽しいから(笑)