函館市のお財布をのぞいてみよう②
みのしまです（＾－＾）ﾆｯｺﾘ
さて、現状の函館市は国、道からの助けのもと、なんとか黒字経営を保っているというお話でした。
今回のテーマは「経過」です。
いったいどのくらいの期間債務をかかえているのか、
返済状況の推移はどうかなど、今がわかっても「これまで」がわからないと評価の比較検討ができないという事で、
函館市の10年前と今、借金と貯金はどうなっているか
というところに絞っていきたいと思います。
統計資料は函館市財務部財政課の広報より。
まずは貯金部門
平成18年 平成27年
124億円 144億円
おっ 増えてる！
増えた最大の原因は財政調整のための基金の確保です。
基金とは積立金のことです。平成24年まで、
この財政調整基金という積立金を函館市は毎年とりくずしていたそうで貯金が目減りする一方でしたが、平成25年以降は取り崩しを行わなくてもよくなり、
10年前は20億円を割っていた基金が平成27年には47億円まで増加しました。
続いて借金部門
平成18年 平成27年
1.577億円 1.466億円
おっ 減ってる！！
減った原因は地方交付税交付金の増加額を市債の減少額が上回ったことにあります。
地方交付税交付金と市債、どちらも借金です。
地方交付税交付金とは
各市町村の格差、不均衡を解消するため国がその分を補填する借金です。
この市はこのぐらい、この町はこれぐらい、という采配は国が判断することになります。
したがって地方交付税というのは国からの「一定の評価基準」になぞらえることができます。
函館市の地方交付税交付金は10年前と比較すると240億円ほど増加しています。
つまりそれだけ国から助けが必要とみなされたわけですね。
市債とは
市が建設事業等の財源を調達するためにおこなう長期的なローンです。
こちらは10年前と比べ350億円ほど返済しました。
結果。
函館市のここ10年の収支は回復基調にある
とわかりました。
・・・
景気いいじゃん。
次回につづく！かも！
ではでは
みのしまでした（・∀・）ﾆｯｺﾘ
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