控訴審第1回口頭弁論が終わりました。
8月22日(火)午前10時~ 第1回口頭弁論が行われました。
地元「火葬場について考える会」のメンバーに加え、前日の鬼木議員、大塚愛議員のお話会にてお話しをさせていただいたおかげさまで、たくさんの方々が興味をもって傍聴に来てくださり、岡山市に、そして、裁判官の方々に「私たちは見ていますよ」というアピールができた法廷となりました。
第1審では、安定型産業廃棄物処分場跡地という無価値な土地を宅地として不動産鑑定させたことを指摘しましたが、判決文では「資格を持った不動産鑑定士が鑑定しているのだから不当とはいえない」ということで、私たちは全面敗訴したわけですが、今回は新しい証拠として、岡山市とは全く利害関係のない横浜の不動産鑑定士の方に鑑定をお願いし、鑑定書を提出したことで、高等裁判所は第1審の判決文に正対してその審議を行わざるを得なくなったわけです。
弁護団長の河田弁護士によると、控訴審は初回で結審することが多いそうなのですが、今回は新しい証拠(不動産鑑定書)や証人尋問の要請(不動産鑑定士と全国ゴミ弁連会長の梶山正三弁護士の2名)が出ているので、1回で結審という訳にはいかないだろう、ということです。そして、それは勝算があるということなのだということだと思います。証人尋問については、今回の不動産鑑定書に対する岡山市の反論を見てから、ということで留保となりましたが、証人となってくださるお二人を岡山にお呼びすることができそうな予感にワクワクしています。
次回期日は、10月26日(火)午前10時~午前10時30分の予定です。
場所は、今回と同じ201号法廷です。裁判長が最後に「次回もこのくらいの人数の傍聴がありますか?」と私たちに尋ね、「では、前後をあけ、他の裁判が入らないようにしておきましょう」と言われたのが印象的でした。次回も傍聴席を満席にして、「市民の厳しいチェックの眼がありますよ」アピールができたら・・・と思います。
皆様、どうぞこの裁判の行く末をしっかりと見届けていただけますようお願いいたします。