ひきこもりなんて言葉はなかった頃に… 2017.08.31 04:07 ひきこもり、なんていう言葉がなかった頃だったけどそういえばうちの兄は10代の数年間は部屋から出てこなかったわ…とか今思えば不登校生って言うヤツだったと思うけど妹は単にサボりとかズル休みとかいわれてたなあ、別に何にも悪いことするわけじゃなかったんだけどね〜とか不登校生ママのカウンセリングとは全く関係のない場面でそんなひとたちにちょこちょこお会いすることがあります。 昭和50年代の「学校に行きづらかった子」たちが本当に苦しみながら大人になって40代50代を迎えるようになってきています。彼らのつらさや苦しみと現在まで生き抜いてきた経験はネットという環境によって少しずつですが語られ始めているのを目にするようになってきました。そんな中で私が今、とても知りたいと思うのはその「学校に行きたくない」第一世代の子たちを支えた「お母さん」のはなし(ほとんどが70代以上なはずですね)。それからその親子関係に自身も影響を受けながら育ってきた「兄弟姉妹」の体験談(自分の子育てにそろそろメドが付いてきた40代かな)。実は、少しずつなんですがそういったお話を聴き始めています。ある先輩「お母さん」は「もうずいぶん忘れちゃったわ〜」と微笑まれながらも30年以上以前の思いに「つらかった。そうね、今も少し」ともおっしゃいました。だんだんとこのブログでも是非ご紹介したいと思っています。どんなことをどんなふうに苦しんでどうやって抜け出してきたのかいまだに癒しきれない傷はどんなものか。時代も環境も違っている今になって何の参考になるのか、という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。つらい話を興味本位に聴くなんて、というご批判もあるかもしれません。でもね、残しておくべき親子の物語がたくさんある様に思うんです。今よりもずっとずっと学校に行かないことが「いけないこと」だった時代にお母さんとして姉妹兄弟としてつらかったり、かなしかったりでも夢中で過ごしていた時のことを。それを知ることで私たちは今のつらさや悲しさをぬけることができるかもしれません。お話を聴かせて下さる方をさらに募集しています。 私が話しましょう!という方あるいはこういう人を知ってます、という方がいらっしゃいましたらご一報いただけないでしょうか。 →メール(無料モニター応募フォームですがこちらをご利用下さい)お礼はお茶菓子程度になってしまいますけれど貴重なお話はいずれ、何かの形でまとめてみたいと思っています。(出版予定!とかいえなくて申し訳ない;;)発表の場合も、プライバシーその他の秘密は厳守することをお誓いいたします。ご協力いただけるとうれしいです。→メール