Space Bao 宇宙生煎。永康街にベジタリアンな焼きショーロンポーが登場!
先日、帰り道の途中で永康街に立ち寄ったところ、永康公園前に新しいお店ができていた。
「宇宙生煎」と書いてあるので「生煎包」、焼きショーロンポーのお店である。
なんかオサレな感じ。若者が並んでいたのが気になって、ついでに小腹が減っていたので寄ってみることにした。
近づいてみると、並んでいる人たちはテイクアウト待ちで、イートインの席が木目の扉の奥にある様子。
店頭には券売機というかタッチパネルで注文するようになっていた。
私が行ったときはバラ売りは無くて、セットメニューのみ画面に出てきたので、とりあえず初めてだからこれでいいかと6個セットを注文。
お会計に進んで、ここで初めて現金が使えないことに気がついて焦る。
あ、でも悠遊卡が使えるわ!
と、カードをかざすも、今度はまさかの残額不足というオチで崩れ落ちそうになるわたくし。えええ、なんでえ……!
後ろに並んでいる人に申し訳ない&恥ずかしいで滝汗になりながら、トップページに表示を戻して、急いで近くのセブンにかけこんでカードにチャージして、改めてお店に戻ってきてやっと注文が完成したのだった。はう。
(追記:後日再訪したときによその人が店内のカウンターで現金で支払っているのに遭遇。店内のレジでは現金決済が可能な様子でした。汗)
イートイン席の入口の木目の扉は、なんか一見するとお店のバックヤードなのかと思って入るのをためらう感じなんだけど、入って大丈夫。
中は厨房側と壁側にカウンター席があるだけのシンプルな造り。
先客がお一人いらしたが、イートインの人は少ない模様。取りあえず席を確保して注文番号が呼ばれるのを待つ。
しばらくして番号を呼ばれたので、厨房側のカウンターで受け取った。
こちらが、今回頼んだ6個セット「綜合生煎包」150元。
小ぶりの焼きショーロンポー6個の価格としては結構な高額である。市場とかだと1個10元とか12元とかだから倍くらい。
じゃあ、ここの生煎包は何がそんなに特別なのかというと、お店の説明を見ると完全ベジタリアン向けになってること。餡に使われてるのは豚肉の代わりに植物性の代理肉という、サステナビリティな「意識高い系」かつ「進化系」の生煎包なのだ。だから多分、材料費が高いと思われる。後はお店のオサレ代かしら。インテリアだけでなく、器とかお箸も可愛い。
御託はこの辺にして、とりあえず食べてみよう。
ベジタリアン焼きショーロンポーって、どんな味なのかしら!?
まずは、原味(オリジナル)。
中の餡の食感は結構お肉っぽい。でもやっぱり「お肉」という味ではない。ちょっと漢方を感じるけど、とても蛋白な味わい。ジューシーな偽肉、といった感じか。
しかし、テーブルに置いてある小籠包型の容器に入ってるラー油入り醤油をかけると、花椒の香りがアクセントになり、びしっと味がしまってとても美味しかった。原味はこのたれが必須だとおもう。
オレンジ色のは泡菜(キムチ)だった。これはまんま、キムチまん。想像通りの味で安定の美味しさ。何もつけずにこのまま食べるのが吉。
黒いのは洋葱(玉ネギ)。飴色に炒めた玉ネギとチーズの組み合わせでパンみたい。洋風の美味しさ。これも何もつけないでそのままがGOOD。
3種類とも皮は厚めでふかふか。きちんと美味しいオーソドックスな生煎包の皮だった。
ちゃんと鉄鍋で焼いてるので底はサクッと焼けてる。けど油っぽくはなく、あくまでもサクッとしてるだけで、皮の上部もしっとりしていて美味しかった。オレンジと黒は洋風なのもあって、ちょっとパンみたい。
セルフサービスなので食後は食器を返却棚に戻すようになっていた。
食後の感想としては、いままでハンバーガーとか餃子では植物性の代理肉のを見たことあるけど、焼きショーロンポーでは初めてだったので、ちょっと高いけど、なかなか面白い食体験だった。味も美味しいと思うし、トレンドとして試してみる価値はあるとおもう。
きっとこれから、どんどんほかの料理にも代理肉が広がっていくんだろうなあ。
ごちそうさまでした♪
Space Bao 宇宙生煎
住所:台北市大安區永康街 10-3 號
時間:12:00~20:00、月曜定休