混沌。
ガン治療法って、本当に人によって様々。
同じって状態はありえないのが、
ガン治療ですから当然といえば当然のこと。
カスタマイズだから。
ガン治療法は混沌とした状態です。
医師サイトではこう訴えます。
「医師が監修した情報以外は信用しないように」
「闘病記や様々な治療法を鵜呑みにしないように警告します」
一方、闘病記などではこう記されているケースが多いのです。
「もう、手の施しようがありません!といきなりの余命宣告」
「緩和治療に切り替えませんか?と家族が呼び出された」
サイトでは、商魂丸出しでアピールしています。
「医者なんか当てにならない。これで必ず直る!」
「魔法の威力!ガンなんて簡単に消える!」
ガン治療に直面したとき、
信用できるのはいったいどれなんでしょう?
患者と医師の関係って・・・。
命を真ん中にした信頼関係の有無がすべてなのだが。
すばらしい医師に巡り合った!という記述は少ない。
寧ろ、それでも医師か!?という批判の声が多い気がする。
不信感が募れば募るほど、ガン治療にも不安がよぎる。
なんだか・・・すべてが悪循環に陥っているような気がする。
モンスター・ペイシェントってのも確かに存在してるし。
人間味に乏しい感情の無い医師も存在してるし。
ガン種類別治療費自動算出システムってすらあるし。
悪徳業者も横行してるし、類似偽装商品もいっぱいだし。
なんだかね~。
二人に一人がガンになる時代。
それを見据えてなのか・・・・
「ガン治療」という医療が、
ビジネス活況している気がしてならない。
規制緩和が後押ししているのだろうが、
医療自由化の実現が早まってくる気配すらある。
自由診療と混合診療。そして保険診療。
そこでは、所得格差がくっきりと出てくるはずだ。
現在でも、ガン治療の高額医療費を巡って、
生活困窮・子供の学費・孤立などの経済的事由で
治療すら行わない人々がいるらしい。
悲しいことだ。
と、途中まで記していたときに訃報が。
近所の知り合いの方の弟さん。享年44歳。すい臓がん。とのこと。