五十肩(肩関節周囲炎)
2017.08.24 06:12
原因が明らかでなく、肩に痛みがあり、運動障害があるものを五十肩と呼びます。
中高年に発症しますので、四十肩とも呼ばれます。
加齢により肩周辺の組織が退化し、硬くなる事で痛みを発症します。
過去にスポーツなどで肩関節を激しく動かし痛めている方は五十肩になりやすいそうです。
運動障害が必ずありますので、腕を前や横に直角以上に上げられなくなったり、背中に腕が回せなくなったりします。
ですから洗髪、髪を結ぶ、洋服の脱ぎ着、洗濯物を干す、電車のつり革につかまる等の動作が困難になります。
肩こりのような張る痛みやだるさとは違い、炎症を起こしていますので急性期の数日から2週間程は安静にし、薬物療法で治療します。
痛みが長引く場合は腱板断裂など他の疾患の可能性もありますので、早めに整形外科に受診して下さい。
痛みが落ち着いてきましたら、肩を冷やさぬよう温めたりして、硬くなった肩関節をほぐし、少しずつ可動域を広げていきましょう。
糖尿病がある方は関節包を構成するコラーゲンが硬くなりやすい為、治りにくくなりますので、食事や運動で血糖値をコントロールすることが重要です。
鍼治療は硬くなった筋肉を弛緩させますので効果があります。
リハビリのひとつとして是非お試し下さい。
はりきゅうanby治療院
*画像は「gooヘルスケア」さんからお借りしました