絶対に「損」なことはない
こんにちは。
とてもいい天気の土曜日の黎明学舎です。
8月の末まで、黎明学舎に東京大学の大学生さんが
研修も兼ねたサポートに来てくれています。
普段の高校生活ではなかなか出会えない人とのふれあいを、
生徒のみんなに体験してもらい、自分の進路、勉強の進め方、大学生活のことなどを
考える材料にしてほしい、ということから始まったこのチャレンジ。
役にたつかどうかは、現時点ではわかりません。
おそらくこの体験から得た情報を、各自がしかるべき時に思い出し、
その状況での考える・判断材料になったときに、初めて意味が生まれるのだろう。
「そんなことして何の意味があるの?」と言われることもあるかもしれません。
けれど、この挑戦を行って、生徒のみんなの言葉や表情や行動を見ているとこう思います。
リアルな接点(特に大学生のような高校生に近い存在)の中で、
「私は高校時代、Aという手段をとったら、Bという結果になりましたよ」
「僕はCという考えをしたら、Dという失敗をしましたよ」
「俺はEという行動をしたら、Fといういいことが起こったよ」
「私はGという状況で、Hという行動したら失敗したので、Iという行動に変えたら、
Jという良いことが起こりましたよ」
という、それぞれの体験談=体温の宿った言葉を聞く。
そして、その情報をもとに今後の判断材料にして、行動へとつなげていく。
思い切った行動を起こせない人がいるとします。
そこには「不安」がつきものです。
しかし、その「不安」が起こる可能性が減らせる要素は、自分と身近だったり、
自分がこれから直面するだろう壁を先に経験している人の体験談を聞くという
インプット情報量との関係性があると思うんです。
まとめますと、この東京大学の大学生との接点は短期的には結果は見えない可能性が高い。
けれど、こういう体験から得た情報は頭に入れておいて絶対に損はないと思う。
そして、このような初めての体験を企画し、外へ営業して繋がりをつくり、協力者を得て、
PRして、生徒のみんなに提案して、体験してもらうことが、各自の成長につながり、
それが少しずつ地元(人)への感謝・愛として育まれたり、町の憧れる大人のように
この町を担っていこう、という気持ちの醸成につながったりすると幸いです。
勉強だけでなく、このような体験・情報提供をする場所が、
公営塾としての役割のひとつとして、今後も汗かいて頭つかっていきます。
私たちも初めてのことばかりで、迷いや不安の中での仕事や生活なので、
ご迷惑をおかけすることもあると思います。お詫びとともに、よろしければ今後の取り組みに
ご協力いただけましたら幸いです。
challenge reimei