長崎にこだわった本屋さん「ブック船長」
2017.08.26 06:48
先日中通りを歩いていたら「ブック船長」というオープンしたばかりの長崎にこだわった本屋さんに遭遇。ブックカフェもかねた小さな本屋ですが、グラバー、シーボルト、龍馬、出島、くんち、キリシタン等々がタイトルについた本がたくさん手に取りやすいように並べてあった。
4年前長崎に戻った時、長崎発の季刊情報誌「らく(樂)」を見つけて、読んでも、見ても、大人の知的好奇心を満足させてくれるこんなクォリティーの高い ”長崎を知る・遊ぶマガジン” があるんだ!と感動したことを憶えていますが、もちろんその「らく(樂)」も置いてある。そして多数を占めるのは長崎の歴史的資料を一般書に編纂して世に出すという地元密着型出版社である長崎文献社の本。
長崎では一般の書店でも長崎関連書籍が占めるコーナーは案外大きい。歴史と文化のまち長崎にはたくさんの物語があり、資料的価値の高い事象も多い。「旅する長崎学」とか「長崎ことはじめ」といったタイトルにみられるように長崎学(京都学、金沢学等もあるが)という研究が盛んなようで、市の文化観光部や純心大学には長崎学研究所なるものがある。そうした背景もあって長崎にこだわる本屋さんができるのだろうが、そうした本を他県の人が手に取り長崎に興味を持ち、多くの人が訪れてくれるといいですね。