Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

minirobo tech lab.

キックプレートの改造(中級編)

2017.09.03 22:25

ミニロボにはいろいろなキックプレートがありますが、穴あけ加工を含むちょっと(形状が)難しいキックプレートの作り方を紹介してみたいと思います。

(形状はとても奥が深いので参考程度です)


注意:ケガをしないように、作業場所はきれいに、作業は慎重に

注意:かならずいい結果出るわけではありません。 失敗することもあります

注意:失敗した時の状態をよく覚えておきましょう

注意:うまくいかなかったら何が原因か調査しましょう

注意:うまくいったらみんなに教えてあげましょう




作成難易度:中

作成時間:1~2時間(使う道具と仕上げレベルによる)

用意するもの:ニッパー、カッターやデザインナイフ、ピンバイス、耐水ペーパー(400番、800番、1500番程度)

あるといいもの:作業マット、手拭き、忍耐、こだわり

飛び方:ボールの下を蹴るので浮き球になる



今回作りたいのは(だいたい)この形です。

簡単にするために四角です。

幅や形状によってシュート軌道が変わるので、いろいろ試してみないといけません

壊れて替えがなくなったら困るのでできれば2個作っておくといいと思います

四角ではなく、流線形にするのも面白そうですね


それでは早速作っていきましょう


①まずはキックプレートを用意します。

*何色でもOKです



②フィンをすべて切り落とします

*ニッパーを逆さに持つのは危ないのでやめましょう

*一度に切り離そうとすると割れるのでやめましょう

*パーツが飛び散って当たると危ないので、ミニロボプラザなどの人がいる場所で切るのはやめましょう

*時間はかかりますが切る量を少なく、少しずつ切りましょう

*とにかくすぐに割れるので、ドライヤーで温めておくといいかも



③切りたい形にマジックで線を引きます

適当でもまぁ大丈夫です(●´ω`●)



④線に沿って穴を開けます

穴を開けるときは必ず下に工作マットや木の板をひいておきましょう

*ピンバイスという工具を使うのがいいと思います(模型屋さんで入手)

*焦らず小さな穴をたくさんあけます



⑤穴を切ってつないだら切り離します

*カッターやデザインナイフは危ないので持ち方・切り方に注意して使いましょう

*力を入れすぎないように、数回では切れないのでじっくり切り込みを入れていきましょう

*ニッパーでも切れますが、裏も表も両方から少しずつ切りましょう

*割れやすいので、落ち着いて時間をかけて切りましょう

*こんな状態からでも(まぁ)なんとかなります

大きな出っ張りはニッパーで切っておきます

とても割れやすいのでとにかく慎重に!

焦らずじっくりやりましょう




⑥ヤスリで凸凹をなくしていきます

*ある程度ニッパーで切っておくと楽ですがちょっと難しいかも

*割れやすいので削るときにぶれないよう固定する方法を工夫しましょう

*デコボコしなくなるまでじっくり削ります

*常に削りやすい向きにになるようにキックプレートの持ち方を工夫しましょう

*力を入れすぎないようにしましょう

*削りすぎないようにしましょう



⑦金属ヤスリでだいたいこれくらいになったら完成間近です

*ダイヤモンドヤスリは削りすぎてしまうので慎重に使いましょう




⑧耐水ペーパー(紙ヤスリ)の400番で表面の凸凹をきれいにします

*削りすぎに注意しましょう

*全体が均一になるようにまんべんなく削りましょう


!!ここでいったんミニロボに取り付けて、シュート軌道を確認してみましょう!!

!!問題なければ続行です!!

!!ここまで頑張ったのにうまく飛ばない可能性もあります!!



⑨表面の傷がなくなってきたら最後の仕上げです

*上級者は厚さを3分の2にするために薄くしてみましょう

*どこをどれくらい薄くするかで飛び方が変わります(合わせて強度も失うのでよく考えましょう)

*800番で同じように小さな傷を消していきます(力の入れすぎ厳禁)

*削る向きが一方方向になるようにします(上から下、右から左など)



⑩1500番か2000番のヤスリを水につけて仕上げ磨きをします

*削れているのかわからないレベルになってきています

*優しくなでるような力加減が重要です



⑪これで完成!(最速で1時間、まぁ2時間もあれば完成です)



⑫もう一歩先に行くには仕上げ磨き用のコンパウンドで鏡面仕上げします

*さらに目の細かいヤスリで順に仕上げてからでもOK

*もしくは下地処理→塗装→クリア→磨き で完成


*取り付け穴の幅を変えずに、上下に2mm程度広げておくと、キックプレートの取り付け位置を調整できるので、シュート軌道の調整が可能になります


*1枚のプレート(穴を開けない)でもまったく問題ありませんので、今回の加工がキックプレートのすべてでもなければ、最も強いわけでもないことに注意してください


今使っているキックプレートと比較できると、何がよくてどこが悪いのかがわかってくるので、そこからが本当のスタートです。 自分なりの工夫を加えて最強のキックプレートを作りましょう!





#大人は潤沢な資金力で道具を替えれば時間を半分に短縮できますw

#穴を開けずにカッターやデザインナイフ、リューターで直接開けていく方法もあります

#今回5枚目の作成ですがなかなか納得のいく1枚ができない感じです(苦笑






*後日談(大人のこだわり)*

下側はボールの下を蹴るために斜めに削り、中央をより薄くしてくぼませています

上側はボールを噛んでしまうので奥に向かって斜めに削っています

実は左右にホッケーのスティックのようなヒゲを付けています(そのうち公開)