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ZIPANG-6 TOKIO 2020世界初 半身半骨ツダンスキーゾウの展示や丸子船のAR展示公開【滋賀県立 琵琶湖博物館】

2021.12.30 07:05

琵琶湖博物館

琵琶湖につきだした烏丸半島に位置する滋賀県立琵琶湖博物館。
湖をテーマにした博物館としては日本最大級の規模であり、全国でも珍しい淡水専門の水族展示を含め、多彩な展示が魅力です。


世界初 半身半骨のツダンスキーゾウ


琵琶湖博物館は地域の人々とともに「湖と人間」のよりよい共存関係を築いていくことを使命として平成8年10月に開館して以来、1,100万人以上の来館者をお迎えしてきました。3期6年にかけて行ってきたリニューアル工事が完成し、2020年10 月10 日(土)、グランドオープンしました。


■日本に来たら小さくなった!?

奥:ツダンスキーゾウ、手前:アケボノゾウ


手前のアケボノゾウの骨格標本(レプリカ)は、滋賀県多賀町から出土した化石をもとにつくられています。 大陸から渡ってきたツダンスキーゾウが、日本の環境に適応する進化の過程で小型化したと考えられています。今回の展示に合わせて、アケボノゾウの骨格についても改めて研究が行われ、実際に近い立ち方が再現されました。


A展示室には世界初の展示となる半身半骨のツダンスキーゾウ標本や、地層模型と地層の剥ぎ取り標本など、400万年にわたる琵琶湖の自然環境や気候の変化を体感できる展示が登場します。


約320~400 万年前、
琵琶湖になる前の湖が三重県にあった頃にできた地層です。

アートな地層

砂と泥の地層が湖岸で、泥と貝の化石がみられる地層が湖底でできたもので、縞模様を形成しています。地層の標本は額縁に入れて美術館風に壁掛けするなど、展示方法にも工夫が凝らされています。


全長7.5mとなる龍がナビゲートするB展示室では、丸子船のAR展示が登場し、 「森」「水辺」「湖」「里」をテーマに、人は自然とどのようにかかわり暮らしてきたのかを紹介します。


これまでも展示していた丸子船がさらにバージョンアップ。備え付けのタブレットもしくは所定のアプリをインストールしたスマートフォンなどのIT機器を丸子船にかざすと、丸子船に帆を張り、琵琶湖の上を進みます。


龍のオブジェは約1300個のペットボトルやテニスボールケースを使用し、構想から約2年間かけて制作されました。


琵琶湖博物館は今回のリニューアルを通して新コンセプトである「びわこのちから」を伝えていきます。琵琶湖と生き物と人との長く深いつながりを体感できる新しい展示を是非ご覧ください。


【新展示について】

■A展示室:湖の400万年と私たち~変わり続ける琵琶湖~


 ■世界初!半骨半身のゾウ

半身半骨のツダンスキーゾウ


400 万年前の湖周辺にいたゾウに近い種とされる、高さ4mのツダンスキーゾウが存在感を放っています。組み立てられた全身骨格化石の複製に、筋肉のつき方などを検討し、左半身に生態を復元した世界初の半骨半身の展示です。骨格標本を見るだけではわからない実際のゾウの姿が容易く想像できます。


地層展示


ゾウのいる森


400万年前の琵琶湖や自然、生き物の変化について、現在の環境との関わりとともに紹介します。各コーナーでは、開館以来収集してきた多数の化石や地層の標本、過去の環境を体感できる復元ジオラマをとおして、大きく変化し続けてきた琵琶湖と生き物のものがたりと琵琶湖フィールドの魅力を伝えます。


琵琶湖博物館は今回のリニューアルを通して新コンセプトである「びわこのちから」を伝えていきます。琵琶湖と生き物と人との長く深いつながりを体感できる新しい展示を是非ご覧ください。 


■B展示室:湖の2万年と私たち~自然と暮らしの歴史~

■龍~水をつかさどる水神~

ナビゲーターである「龍」


展示室の入口では、ペットボトル1300 本を原料につくられた龍が出迎えます。日野町にある信楽院の雲竜図をモデルに作成されました。龍は水をつかさどる水神で、琵琶湖や流れ込む川、源である山など県内各地でまつられています。



1804 年、琵琶湖の西岸でトウヨウゾウの化石が発見され、当時の人はこれを龍と考えたのでしょう。バラバラに出てきた化石を組み合わせて描かれた「龍骨図」が伝わっています。 


■出発!丸子船

丸子船



琵琶湖の水上交通の主役だった丸子船。その巨大さが伝わるように壁際に配置されています。壁に掲げられているのは広重の浮世絵『近江八景』です。船にタブレット端末やスマートフォンをかざすと、拡張現実(AR)によって、帆を張って琵琶湖上を進む丸子船が、江戸時代の湖周辺の風景と共に浮かび上がります。


森のジオラマ


「森」「水辺」「湖」「里」をテーマに、人は自然とどのように向き合って きたのかを紹介します。人からみた自然のシンボルである「龍」をナビゲーターとして、琵琶湖を中心とした環境史をたどっていくことで、今の私たちの暮らし(C展示室)にどのようにつながっているのかを伝えます。


■世界初!半骨半身のゾウ

400 万年前の湖周辺にいたゾウに近い種とされる、高さ4mのツダンスキーゾウが存在感を放っています。組み立てられた全身骨格化石の複製に、筋肉のつき方などを検討し、左半身に生態を復元した世界初の半骨半身の展示です。骨格標本を見るだけではわからない実際のゾウの姿が容易く想像できます。



淡水生物の展示としては世界最大級。トンネル状の大型水槽では、魚に囲まれ、まるで水中にいるかのような気分が味わえます。


■おとなのディスカバリー


多種多様な標本をはじめ、1300 種類の多様な実物資料に触れることができるスペースです。顕微鏡で拡大してじっくり観察したり、職員から詳しく聞いたりすることができます。


【新コンセプト「びわこのちから」とは】 

琵琶湖は400万年の昔に誕生し、様々な変化をとげながら今にいたっています。
長い歴史の中で、生き物も人も、琵琶湖とともに生きてきました。琵琶湖と生き物と人との、長く深いつながりこそが、「びわこのちから」です。


琵琶湖博物館に来てご覧になれば、そのことがわかります。
日本で一番大きい古代湖・琵琶湖、そのちからをあなたの目で確かめてください。


【これまでのリニューアル概要】 

<第1期リニューアルの概要>

平成28年度完成

体感型・参加型展示や実物資料、交流の場の増加などにより、子どもから大人までが楽しめる、驚きと感動、学びと発見の機会に満ちた発信力の高い展示となりました。



■C展示室

『湖のいまと私たち~暮らしとつながる自然~』をテーマとして、琵琶湖から上流部の森林までさかのぼって、琵琶湖とその流域の多様な生き物や固有種、そして、人との関わりを紹介。


琵琶湖から森林までの身近な景観を入り口に、環境・人間・生き物の関係性をわかりやすく示すと共に、そこから身の回りの世界の中に潜むおもしろさを知ってもらい、博物館の屋外展示や交流事業とつなぎ、魅力あるフィールドへ誘います。


「ヨシ原に入ってみよう」や「田んぼへ」のコーナーや「生き物コレクション」のコーナーも見どころです。


■水族展示

水族展示では、人との関わりを中心に琵琶湖にすむさまざまな生き物を紹介するとともに、古代湖としての琵琶湖の価値を発信します。


「川の中へ」のコーナーでは、琵琶湖に流れ込む川で行われるヤナ漁の場面を再現し、ヤナに飛び跳ねる魚の様子や、下流部で産卵する魚の様子を観察していただけます。


また、「古代湖の世界」では、世界有数の古代湖であるバイカル湖とアフリカ大地溝帯の湖に生息する生き物を展示。さらには、肉眼では見えない微小な生き物の生態をダイナミックに展示する「マイクロアクアリウム」のコーナーもあります。


<第2期リニューアルの概要>平成30年度完成

「交流」をテーマとして、博物館で活動している人たちの顔が見え、興味を持つ人のだれもが参加できる交流活動を展開する新しい交流空間を創造すると共に、レストラン・ショップなどのアミューズメント空間の魅力を高めてあります。


■おとなのディスカバリー

大人も楽しめるリアルな知的空間!

みんなで集まって使う博物館 人に出会って発見しよう!

大人の探究心に応え、学びと発見の場として繰り返し利用できる国内では初めての知的空間。
博物館での研究や資料整理、「はしかけ・フィールドレポーター」などの活動が実演形式で見ることができ、自分で標本や剥製など実物資料を手に取り、顕微鏡や図鑑などを使い、調べることができます。


■ディスカバリールーム

子どもと大人が一緒に楽しむ体験と発見の場!

「博物館の入り口」として、五感を使う体験型展示により学び、発見する喜びを知ってもらえる場です。楽しい博物館体験を通じて、博物館が好きになる。魅力あふれる空間です。


■樹冠トレイル

樹冠トレイルは、博物館から琵琶湖へ誘う

全長約150m、高さ約10mの空中遊歩道です。博物館の周りの木々を鳥や昆虫の目線で眺めることができ、展望台からは、琵琶湖に浮かぶ水鳥や、遠く琵琶湖大橋も眺めることができます。


【琵琶湖博物館について】

琵琶湖博物館 外観

設計:日建設計。内部の展示設計:乃村工藝社。施工:竹中工務店。


琵琶湖博物館とは

滋賀県立琵琶湖博物館(以下琵琶湖博物館)は、琵琶湖に面した滋賀県草津市烏丸半島に位置する博物館です。敷地面積は55,153 ㎡と、湖をメインにした博物館としては日本最大級の規模です。また、全国でも珍しい淡水専門の水族展示をもつ博物館でもあります。琵琶湖博物館では、「湖と人間」というテーマを掲げ、自然と文化の両方を同時に扱う総合博物館を目指しています。


料金(常設展)


アクセス

名神「栗東IC」から約30分、名神「瀬田西IC」または新名神「草津田上IC」から約35分。

鉄道(JR)・バス (近江鉄道バス)

JR琵琶湖線(東海道本線)「草津」駅下車。(新快速で京都から約20分)
「草津駅西口」2番バス乗り場から、近江鉄道バス「びわこ博物館」行きに乗車(約25分)、「びわこ博物館」で下車。徒歩すぐ。

タクシー

JR草津駅西口、 JR守山駅西口(ともに琵琶湖線)、 JR湖西線堅田駅からそれぞれ約20分。


開館情報

■開館時間:9:30 – 17:00 (最終入館16:30)

■休館日 :毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり。

■予約について
完全事前予約制になりました。無料入館対象の方、障害者手帳等をお持ちの方、年間観覧券、招待券をお持ちの方も予約が必要です。

※団体(20人以上のグループ)の利用は平日のみ可能です。
予約は電話にて別途受け付けます。※予約は無料です。入館時に観覧券をご購入下さい。


滋賀県立琵琶湖博物館

〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091
TEL: 077-568-4811 / FAX: 077-568-4850
MAIL:query△biwahaku.jp ※△を@に置き換えてください。


施設概要

●名称:滋賀県立琵琶湖博物館
● 所在地:滋賀県草津市下物町1091
● 延床面積:23,987㎡ ※敷地面積は42,434㎡


注意事項

ワクチンを接種した方へ 

館内では必ずマスクを着用し、感染予防対策の継続をお願いします。
*マスクをお忘れの方は、ミュージアムショップで購入できます。


厚生労働省 Q&A

西陣織マスク


Q、
ワクチンを接種した後も、マスクは必要ですか。

A、
ワクチンを接種することで、接種した人の発症を予防する効果だけでなく、感染を予防する効果も示唆するデータが報告されています。しかしながら、その効果は100%ではないため、引き続き感染予防対策を継続していただくようお願いします。


ワクチン承認後に実施された様々な研究結果から、ワクチンを接種することで、新型コロナウイルス感染症の発症だけでなく、感染を予防する効果も示唆するデータが報告されています。しかしながら、その効果は100%ではなく、変異によりワクチンの効果に影響が生じる可能性もあります。

このため、ワクチンが普及し、感染者数を十分抑えることができるまでは、引き続き効果的な感染予防対策を組み合わせることで、可能な限りご自身や周りの方を守っていただくようお願いします。

具体的には、「3つの密※」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行などをお願いします。

※密集・密接・密閉



鎹八咫烏記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

滋賀県立琵琶湖博物館 〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091電話: 077-568-4811

厚生労働省 〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 電話:03-5253-1111(代表)



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。 



滋賀県・島根県・岐阜県
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