アルティマRB6.6レディセット発売!
今回は、9月発売の1/10サイズ電動2WDバギー『アルティマRB6.6レディセット』(36,800円+税)を紹介したいと思います。
RCカー開発担当の宮崎です。
ベースとなるキットのほうは昨年発売されて選手権をはじめ、各地のレースで活躍しているのでご存知の方も多いと思いますが、まずは! できたてホヤホヤの動画をご覧ください。
今回発売するレディセットの一番の売りはコストパフォーマンスの高さです。
基本的な構成はキットとまったく同じでさらに送信機、サーボ、ESCまで付いています。
別途購入するのは走行用のバッテリーと送信機用の乾電池だけ。
参考までにベースモデルのキット(送信機やモーターESCは別売)が49,800円となっているので、お得感がわかるかと思います。
普段、別のカテゴリーのRCを楽しんでいて、『電動オフロードもやってみたいなぁ』という方には超オススメです。
また、すべて組み立て調整済のレディセットなので、RC初心者の方でもすぐに遊ぶことができるので問題ありませんよ。
強度に関してもレース車両がベースになっているので、普通に走行させる分には強い部類だと思います。
注:最高速度でコンクリートの壁にぶつけたら、さすがにどこか壊れます……
でも、壊れてしまった場合でもパーツが用意されているので修理が可能です。
また、パフォーマンスアップのためのオプションパーツもいろいろとラインアップされているので、ちょっとずつ改造していくのも楽しいと思います。
搭載されるパワー系には、ブラシモーターながら15ターンとかなりパワフルな新開発のG15モーターを採用! サーキット走行で普通にジャンプを飛べてしまいます。
ブラシモーターの良い部分として、特に低回転域での反応の良さがあります。
例えていうなら、ちょっと昔の実車のキャブ車とインジェクション車の違いのような感じです(古い例えかな? わかる人はおじさんですね……)。
レースに使用するモデルは別として、レディセットに搭載されるセンサーレスタイプのブラシレスモーターは、誰にでも扱いやすいように低回転のトルクを減らすようにセッティングされています。
なので、個人的にはレスポンスの良いブラシモーターのフィーリング好きです。
ただ、慣らしやメンテが必要なので今度説明したいと思います。
では、マシンの細部を少々説明していきます。
アルミシャシー
樹脂製に比べると重量があるのですが、低い位置にある分には低重心化と考えることができますので、全体的に安定性がアップします。
サーボセイバー
誰でもクラッシュはします。そんな時にサーボを保護してくれる縁の下の力持ちです。
ダンパー
樹脂製とあなどってはいけません! ひと昔前のレース用よりも高性能です。
エアレーション式のビックボアタイプで減衰力バツグン。
Oリングの交換も可能でメンテナンス製も良好です。
レースではこれのキャップを使うこともあります。ジャンプの着地での安定感が増します。
逆に、レディセット用の樹脂ダンパーにアルミのキャップを付けるのもありです。
ギヤボックス
前モデルのアルティマRB6レディセットがリアモータータイプでしたが、今回は4ギヤタイプのミッドシップタイプです。
前モデルより安定感を残しつつ運動性が向上していて、ローグリップからミディアムグリップの路面に適しています。
参考までにハイグリップ路面では3ギヤミッドシップ、超ハイグリップ路面ではローマウントミッドシップがオススメです。
ちなみに、4ギヤと3ギヤの違いですが、スロットルレスポンスに大きな違いがあります。
3ギヤのほうが、ギヤがひとつ少ない分レスポンスに優れます。
なので、路面グリップが良いところに向いています。
4ギヤはそれに比べてマイルドで操縦しやすい特性になり様々な路面に向いています。
バッテリー
レース用ではショートタイプのリポバッテリーが主流ですが、こちらは一般的なストレートタイプが標準で搭載可能です。
予算などに応じて使用するバッテリーを選んでください。
先日、神奈川県の相模原市にあるチャンプスタジアムさんでプロモーションビデオの撮影に京商社員ドライバーの坂本大輔くんと行ってきました。動画は近々WEBにアップされるのでホームページをチェックしてください。
また、走行時の感想は坂本くんが次回のブログで書くとのことなので、後日アップされると思います。現役全日本Aファイナリストの視点からのコメントがきっと聞けるでしょう。
ちなみに、私も空き時間にずっと走行させていましたが、バギーはオンロードと違って1周のタイム云々よりもジャンプがきれいに飛べた~、とかだけでも感動できるので単純に操縦するのが楽しいですね。ぜひ、皆さんにも味わって頂きたいと思います。
では、また次回。